Lewenhart (詳細・ネタバレ編)


  • ヒューム♂、7a(金髪)、通常配置無し
  • 彼の歩いた跡には詩が残る、とまで言われた伝説の吟遊詩人。
  • クリスタル大戦時はさすらいの吟遊詩人として、必要とされる軍を援助するスカウト可能キャラクター。


  吟遊詩人の憧れ、バード・オブ・バードとしてその名を轟かせ、「彼の歩いた跡には詩が残る」とまで言われる人物。本来なら大きな店でも開いて悠悠自適に暮らせるだろう有名人なのに、生涯現役を貫くつもりのようで、世界中を旅して周り、安酒場で歌を披露しているようだ。そしてある日、心の傷から自暴自棄になっていた若い吟遊詩人と接点を持ち、彼に歌の素晴らしさと存在意義について語る。


歌に託す思い(吟遊詩人習得クエスト)

  最初はその言葉に耳を傾ける心の余裕が無かった、自暴自棄の若手吟遊詩人・Mertaire。しかし冷静にそのやりとりを思い返すうちに、Mertaireはその吟遊詩人に過去の思い出を呼び覚まされる。その正体を思い出したとき、ジュノ下層を飛び出していったのだった。
  そもそも、Mertaireとその吟遊詩人Lewenhartに接点をもたらしたのは冒険者(プレイヤー)が持ってかえってきた古い石碑に刻まれた詩だった。

Mertaire :こんな古臭い歌……。君はオレを馬鹿にしているのか、いまさらこんな歌!?
Lewenhart :お若いの、何を怒っているんだい?こういう場所では楽しくやらないと、な。周りに客にも迷惑だろう。君も僕と同じく歌を生業とする者だと思ったがこちらの見当違いかな?
Mertaire :何だ、あんた?あんたには関係ないだろっ!
Lewenhart :まあそう言わずに。ほう、その歌について話してるのかい。いい歌だろう?フンッ、何だこんなもの!もう誰も見向きもしないさ。
Lewenhart :失礼だが、君はその歌とまともに向き合ったことはあるか?ただ古いからと言ってまるで相手にしてこなかったのではないかい?
Mertaire :……。
Lewenhart :もしそうなら、だまされたと思って一度その歌を歌ってみるがいい。


  出会った時は悪態付いてたMertaireだったが、今は違った。

Lewenhart :待っていたよメルテール、君がここへ来るのを。
Mertaire :あなたは……!あなたは我々吟遊詩人の間でも伝説になってるルーウェンハート氏でしょう?
Lewenhart :おいおい、伝説になんてしないでくれよ。私も君と同じ吟遊詩人の1人さ。
Mertaire :ルーウェンハートさん、オレは貧しかった子供の頃、あなたの歌を街角で聞いて世の中にはこんなに心を動かすものがあるんだって知って、吟遊詩人になろうと決めたんです。でも、今のオレは歌を歌えなくなってしまったできそこないの吟遊詩人に過ぎない。あなたのように人の心を動かすことなんてオレには出来やしない。
Lewenhart :フッ、それは私を買いかぶりすぎている。私だって歌えなくなるときぐらいあるのさ。
Mertaire :あなたのような方でも?
Lewenhart :そう、よくあることさ。自分は何のために歌っているのか、誰のために歌っているのか、夜空の星たちに問うてみる。もちろん、星の瞬きはそれには答えてくれない。でもそんな時、こうして歌碑の前に立って、詠み人たちが残した想いを心の中で奏でてみる。そうするだけで、私たち吟遊詩人がしていることは決して無駄なことではない、むしろ必要なことなんだ、と思えるのさ。海を隔てて遠く離れた場所にいる愛する者への想い、それはきっと波をさすらい潮風に運ばれ、その人の元へと届いたことだろう……。どうだい、君もそう思えてこないかい?そして心の中に聴こえてこないかい?自分が信じることができない歌なんて、他人を動かすことなど出来やしないよ。まずは君が自分の心を動かすことだ。それを忘れてはいけないよ。 きっと君もとてもつらいことがあったのだろう……。今のその自分の心と真剣に会話をしてみなさい。それは必ず歌へと生まれ変わるに違いない。
Mertaire :自分の心と話す……?
Lewenhart :そうだ。またいつかどこかで、必ず会おう。その時には君自身の歌を聞かせてもらえるのを楽しみにしているよ。
Mertaire :は、はい……!

  そしてこのとき冒険者もまた、歌の素晴らしさを感じ、吟遊詩人がジョブとして開放される。


戦場で歌を紡ぐ吟遊詩人(『アルタナの神兵』)



  現代では「伝説」とまで言われるルーウェンハート。09/09/08ではスカウト可能キャラクターとして登場する事になった。自由に流離う事もままならない時世、戦場をめぐり連合軍の士気を鼓舞してまわる吟遊詩人として兵士たちの間で話題になっていくようだ。しかし可能なれば安い酒場ででも歌いたいと呟く彼は、一国に定着していない場合はエルディーム古墳の墓地で、無念に命を散らしていった者達の為に鎮魂歌を捧げている。

Lewenhart :戦場でついえた夢、遺された恋人や家族の想い、私たち歌を生業とする者が、それらを歌い継いでゆかねばならない。

Lewenhart :聖女、豪傑、栄光、絶望…… かなうならここで私が感じたすべてを永世にわたって歌い継いでいきたいものです。

  基本的に、カンパニエバトルでは歌を奏で、範囲内のキャラクター達に支援効果を付ける立ち回りと思われる。同業者である吟遊詩人の冒険者が話し掛けたり、鎮魂のための聖水を渡すとその優しさに感動し、冒険者に力を貸してくれる可能性があるようだ。

♪ひと仕事終わったら 帰りましょう、あの娘の待つあの村へ! かろやかな拍子に乗って

♪おお、暁の女神 闇夜に輝きもたらすものよ! わが歌に応えよ、戦士らに祝福を!

♪進め、進め、つわものども! 汝らの歩みごと、あらたないさおし生まれ落つ 歌い継ごう、とこしえに!

♪おお、アルタナの名のもとに集いし子ら 韻律を糧に奮い立ち雄たけびを勝利の凱歌とせよ!

♪さあ、舞いなさい! いくつものハート、射止めたそのステップで 優雅に、そして軽やかに!


最終更新:2008年09月17日 21:08