マヤコフ舞踏団
Troupe Mayakov
関連イベント
特記事項
- 団長はMayakov。彼の名から舞踏団の名は付けられている。
- クリスタル戦争当時、ブリリオート舞踏団と人気を二分したと言われる舞踏団。
- 「ダンスはともかく、ダンサーの質だけなら断然マヤコフ舞踏団のほうが格上」と評価するファンもいる。
- サンドリアにて舞踏団主宰の慰問ショーを開催。プラチナチケットは即日完売という盛況ぶり。
- メンバー解説、その他関連人物に関しては当ページ下記参照。
サンドリアに舞姫降臨!慰問ショー開催
ある日過去世界のサンドリアを訪れた冒険者(プレイヤー)は驚くべき光景を見る。男性達の群れが同じ方向に向かっているのだ。ある者は歩き、ある者は走り、速度は様々であるが、向かう方向が一緒なのである。
エルヴァーン、ヒュームの男性が多いようだ。
驚き戸惑う冒険者に一人の兵士が近づき、状況を説明する。大人気のマヤコフ舞踏団が近々サンドリアで舞踏団主宰の慰問ショーを開催するというのだ。そのチケットを求めてこの群衆は開催地の「獅子の泉」に向かっているのだという。
当時は酒場としては機能していない。
様子を伺いに「獅子の泉」を訪れた冒険者。そこでは今回のショーに関しての記者会見が行われているようで、数人の記者が熱心にメモを取っている様子が映し出される。そして、その質問に答えているのが団長の
Mayakovだった。
Shadow Lordさえも恐れない踊り子魂を熱く語り、「お客さまに、スペシャルな一夜かぎりの夢を見せてあげてよ!」と今回の舞台への情熱を見せる
Mayakovだったが、冒険者の存在に気付き、演説にも近かった会見が一瞬止まる。最初冒険者を「お客さま」と勘違いした
Mayakovは丁寧にお引取り願おうとしたが、チケットを持っていない事に気付き、荒々しく
Gindaffに摘み出すように指示する。
外にはなんともリアルな、ショーを心待ちにしているファンの群れが。
冒険者と共に外へ出てきた
Gindaffに詰め掛けたのは、マヤコフ舞踏団のショーはまだかと騒ぐファン達。見事に男性だらけなのにも注目したい。一生懸命なだめる
Gindaffだが、ファン達は待ちきれない様子で声を上げていた。
戦争当時ということもあり、当時は娯楽が少ない、というのと、可憐な少女達が妖精のように舞う踊り子のショーを楽しみにする当時の光景を巧みに表現した、一連のイベントである。
遂に開幕、月影の胡蝶達の魅せる舞台
なんとかチケットを手に入れた冒険者だったが、それは20年後である「現代」からもらってきたものだった。ボロボロなチケットを怪しいと判断した
Mayakovは冒険者を門前払いする(主人公が冒険者であるため酷い仕打ちにも見えるが、運営者としては当然の反応である)。それを一部始終みていたのは、常連客の
Rageliseだった。
Mayakovが恭しく出迎える
Rageliseは、冒険者を「ダチ」と紹介し、一緒に観覧すると言う。
Mayakovも入場を許可せざるを得ない状態となり、無事冒険者は観覧をする事になった。
お得意様を大事にするのはどこの世界も一緒のようだ。
さて、肝心のショーであるが、写真で見せるのも、一見は百聞に如かず。少々野暮と思ってしまったので、是非動画で確認していただきたい。(勿論実際にゲーム内の「生」で見るのがベストと思う)
動画にもあるように、プレイヤーがタルタルの場合、テーブルの上で観覧というトンでもなマナーを見せてくれる。
ショーは大盛況、客も大満足の様子で家路に着く。
Rageliseはというと、「獅子の泉」を出たと同時に騎士隊の部下が待ち構えていた。ある作戦の決行の為に呼びに来たのだった。渋々承諾した
Rageliseは冒険者に別れを告げ、
Mayakov団長と共にドラギーユ城に向かった。
明かされる「マヤコフ舞踏団」の真の姿
ドラギーユ城に向かった
Rageliseを待っていたのは鉄鷲騎士隊の面々。
Rageliseは、その隊長だったのだ。ラヴォール村の戦況が芳しくないと聞いた
Rageliseは、すぐ救援に向かうと告げるが、先のラテーヌ会戦で痛手を受けていた鉄鷲騎士隊は名門ではあるが、人員不足に悩んでいた為、救援に向かうこと異論はないが戦力不足に疑問を抱く隊員も少なくは無かった。
Merfanont :はっ。我が隊も王都で再編制中の有様。動ける者をかき集めてはみましたが、援軍としては、いささか戦力不足かと……。
Ragelise :ははは。安心しろ。そんなこったろうと思って心強い助っ人をスカウトしてきたぜ!
突然の、今をときめく舞踏団の登場に驚く隊員達。
Mayakov :……隊士が少ないことはうかがっておりましたが、これほどとは。
Ragelise :よくぞ、参られた。マヤコフ殿。なに、これでも回復したのです。我が隊は、ラテーヌ会戦で大きな痛手を被りましたからな。
Gallauciond :隊長殿、こちらは?
Ragelise :今をときめくマヤコフ舞踏団の団長殿だ。今回の作戦に協力を申し出てくれたのだ。
Merfanont :マヤコフ舞踏団……ダ、ダンサー……ですか?
Ragelise :おおっと、誤解するなよ。舞踏団は世を忍ぶ仮の姿……しかしてその正体は、対血盟軍用に結成された屈強なるレジスタンスグループなのだ!
('Д')<な、なんだってーーー!?
Mayakov :……わたくしども、舞踏団の踊り子は、本を正せば、ラヴォール村の修道院で育てられていた、孤児がほとんど。現在、村が置かれている状況には誰よりも心を痛めております。あの美しかった故郷を護るために、微力ながら我が舞踏団もご協力致したく……
白魔道士AFクエスト、そして過去世界での王立騎士団団長
Yrvaulairの設定以外では、ラヴォール村の民の動きが見えるのは今回が初めてとなる。修道院は村のシンボルとして公式の読み物等でも登場していたが、その修道院で育てられた孤児たちが現在「マヤコフ舞踏団」として結成し、裏では血盟軍と、そして恐らくは故郷であるラヴォール村の開放のために奮闘していることが伺える。今回は村人の護衛や村の再建が主な役割りということで、団長
Mayakovと実力者
Portia(彼女の場合は個人的な理由もあるが)が精鋭として参加することになったのだ。
また「トップアイドル」として舞踏団の顔となりつつあると思われる
Lilisetteの参加を尋ねる隊員も居たが、それに関しては
Mayakovはこのように答えている。
Mayakov :あの子は、まだ子供。入団して日も浅く、危険な場所に赴かせるのは忍びなく……
それにがっかりする隊員達だったが、このセリフで
Mayakovが「舞踏団」の本質を
Lilisetteに語っていない可能性と、彼女がまだ若く、自分達と違いラヴォール村出身ではないために巻き込みたくない配慮も伺える。
トップアイドルの素顔・少女リリゼット
一方冒険者は、マヤコフ舞踏団のショー直後に見かけた見覚えのある姿……
Cait Sithを追いかけて東ロンフォールの森に出た。そこで待ち構えていた
Cait Sithと話す冒険者だったが、そこで思わぬ出来事が起きた。
Cait Sithに向かって物陰に潜んでいた何者かが、一斉に襲い掛かったのだ。
「黒白ネコ」を捕まえたとはしゃぐのは、なんとマヤコフ舞踏団の踊り子達。
しかもリーダー格として登場したのは、トップアイドル
Lilisetteだった。
「黒白ネコ」
Cait Sithに対し、高圧的に詰め寄る
Lilisetteだが、結局全員
Cait Sithの反撃にあい、逃げられてしまう。代わりに、とばかりに「黒白ネコの仲間」として捕まった冒険者に詰め寄ることにした。舞台ではその可憐な姿から「月影の胡蝶」と言われる
Lilisetteだが、実際には言い寄る男性を片っ端から叩き伏せてしまう「月影のオオカミ」だと言う取り巻きの少女達。確かに彼女の言動は、先ほどの舞台とは想像も付かない程強気なものである。
Lilisetteは、直接冒険者を始末すると言い、他の三人の少女達を「人払い」した。
観念して、「異界の口」や
Cait Sithについて説明した(と思われる)冒険者。それを普通に納得して聞き、「やっぱりわたしの睨んだとおり。あの黒白ネコが黒幕ね」と呟く
Lilisette。何の疑いも無く冒険者の話を信じる彼女の表情や口調は、先ほどの踊り子達に囲まれた時ともまた違った。一見とんでもない夢物語のような冒険者の体験を聞き動じない
Lilisetteに驚いた冒険者は、彼女に真相を問う。しかし
Lilisetteがそれに答える前に、サンドリア方面に何か動きがあると気付いた彼女が走り出した。
サンドリア王都前の門で
Lilisetteが見たものは、出陣準備を済ませた鉄鷲騎士隊と、
Portiaの姿だった。
Lilisette :ポーシャ!なにしてるのっ?
Portia :ラヴォール村を助けに行くのよ。鉄鷲騎士隊の皆さんといっしょにね。
Lilisette :ダメだって、ダボ……ううん、ラヴォール村は危険よ!わたしの知らない事態になっているんですもの。いまの時期にオーク軍が侵攻してるなんて、絶対おかしいのよ。
なんといってもラヴォール村を「ダボ……」と
Lilisetteが言いかけているのが気になるところである。現代では、ラヴォール村があった地域は「ダボイ」と呼ばれているのだから。普段からこのように
Lilisetteは舞踏団でも「未来が分かる」といった話をしているようで、
Portiaは笑って彼女を慰めていた。元々頭がよく機転が早い
Lilisetteの「予知」はよく当たるが、敵も必死なのだから全てが計算どおりに動くわけではない。そして
Portia自身、厳しい特訓を積んできているからそれなりに現場の力になれる、と。
更に言い合いを聞きつけたように
Mayakovも登場し、
Lilisetteに「こんな所で油うってる場合?さっさと楽屋に戻って、レッスンの続きをなさい!」と説教をする。
そして二人は
Lilisetteに口答えをする余地を与えないまま、ラヴォール村に旅立った。部隊を見送るしかなかった
Lilisetteは、残された冒険者に「あんた……ずばり、聞くけど。未来から来たんでしょ?」と突然問う。そして、その答えは、やはり答えなくて良いと言いなおしながら、ラヴォール村が後に「ダボイ」と呼ばれるようになること、しかしそれが「今」ではないこと知ってるよね、と確認する。彼女自身予想できなくなってしまった現状に不安を感じながら
Lilisetteは冒険者に、
Portiaらを追ってラヴォール村に向かおうと頼む。
ラヴォール村での活動、そして思わぬ襲撃
ラヴォール村を護衛している茜隼騎士隊と合流した一行。丁度茜隼騎士隊は、オークの襲撃から村を守り、現在は復興作業に協力をしているようだった。合流した鉄鷲騎士隊は、護衛を引き受け、茜隼騎士隊が復興作業に集中できるように役割りを分担した。
なお、この際のマヤコフ舞踏隊(の一部)はその華麗な姿で現場の騎士達の士気を高めると同時に、非常事態に村人達の誘導と護衛、といったもののようだ(戦地の陣に当時のアイドルが赴いてコンサートを開く等して士気を高める事例は、世界第二次大戦等でも行われていた)。それと、おそらくは故郷の現状を確認するためにも来ているものと思われる。
しかし復興作業が行われていた一角に突然、火柱が立ち上った。先程のオークの襲撃は陽動部隊であり、今度は不意打ちという形で
Shadoweye率いる闇の王親衛隊が襲ってきたのだ。
緊急事態に身構える一同。
しかし三人が案内されたのは……。
壕に村人が避難している、と説明を受けていた冒険者たちだったが、連れて行かれたのは人も居ない村の深部。どこに村人が居るのか問うも、返事をしない
Haudraleを不審に思った
Lilisetteだが……。
主要人物
クリスタル大戦時に一世を風靡したとされるマヤコフ舞踏団。アルタナミッション冒頭から物語に登場し、今後も深く関わっていく事が予想される。また戦場を渡り歩く当時の時代背景とミッションでのやりとりから、舞踏だけでなく武踊の心得もあると予想される。それはブリリオート舞踏団の武踊「クリークタンツ」とはまた違った流派と予想され、その構え等はダンスにも用いられている。
団長:
Mayakov
舞踏団の総責任者であり、設立者。代表として記者会見を行い、また会話からすると彼が振り付けも担当していると思われる。口調、立ち振る舞い共に女性的な「おねえ」キャラであり、プライドも高い。マヤコフ舞踏団の舞台は常に、美麗と絢爛を追求してきたが、目に見える美というのにはやりつくした感があると語り、今回の舞台のテーマとして「夢」を掲げている。それは美の表現というものだけでなく、シビアな現状(戦乱)からひと時観客の気持ちを「夢」にいざない、癒す意味も込められている。
また、「舞踏団」の裏の顔、すなわち対血盟軍用に結成されたレジスタンスグループとしても代表としてドラギーユ城に登場。舞踏団は本を正せばオーク軍に占領されたラヴォール村の修道院で育てられた孤児がほとんどであり、今回の遠征には「故郷を護るため」協力を承諾している。おそらくマヤコフも出身としては非常に近い位置づけ(踊り子達と同様に修道院で育てられた孤児、もしくは育てていた修道院関係者)と思われる。
今回のラヴォール遠征にも
Portiaと共に自ら参戦しているが、新人であり、他のメンバーとは出生が違う
Lilisetteへは事情を説明せずに「練習に戻れ」と帰そうとする辺り、彼なりの厳しさに隠れた愛情と、幼く境遇が違う
Lilisetteを巻き込みたくない配慮が伺える。
実力派ダンサー:
Portia
「舞踊の技量もさることながら、「武踊」の腕前も団屈指」と紹介され、レジスタンスグループの一員としてラヴォール村遠征に参加することになった踊り子。舞台では現トップアイドル・
Lilisetteのバックダンサーを勤め、彼女の良き先輩としてオフの時に一緒に買い物等をしている。戦場でも
Lilisetteに気遣う優しさを見せる、母性愛に満ちた女性。
また、今回ラヴォール村に遠征する鉄鷲騎士隊の隊長
Rageliseに淡い恋心のようなものを伺わせ、実力者としてだけでなく、彼の側にいるために自ら遠征に志願した可能性もあると思われる。チョコボで二人乗り、戦場でもお互いに気を使い合うラブラブっぷりも見せる。
トップアイドル:
Lilisette
厳しいと噂に高いマヤコフ舞踏団のオーディションに一発合格し、瞬く間にトップダンサーに上り詰めた踊り子。ショーでも中央で踊り、更にソロパートも用意されている優遇っぷりを見せる。エルヴァーンとヒュームのハーフであること以外は全て謎とされ、通称「月影の胡蝶」と呼ばれる。その子悪魔的な可愛らしさに魅了されて、口説く「イケメン」も後を絶たないようだ。
しかし裏では舞踏団一鼻っ柱も高いと言われ、言い寄る男性を片っ端から倒してしまう、とんでもない「じゃじゃ馬」のようだ。それでも他の踊り子達には妹のように可愛がられているようである。また「未来を予想できる」と豪語しており、周りを驚かせたりしているようだ。
舞踏団の常連:
Ragelise
マヤコフ舞踏団の「ご贔屓」であり、王国騎士団鉄鷹騎士隊隊長。その為か
Mayakov団長とも顔見知りであり、来場の際は団長自ら挨拶をするほど。門前払いを食らい困っている冒険者に助け舟を出し、共に観覧しようと話しかけてくれる気さくな男性で、初めて舞踏団のショーを見る冒険者に丁寧に解説してくれる。
実際にはマヤコフ舞踏団の「裏の顔」も知っており、その為ラヴォール村へ他騎士隊の援助に向かう際に(人手不足もあるため)
Mayakovと
Portiaの協力を依頼している。
冒険者に「先に目を付けた」と紹介していた
Portiaとは実際に交際しているようで、遠征の際はチョコボに二人で乗り、心配そうに見送る
Lilisetteに敬礼したり、戦場でも彼女に気遣ったり、ピンチの時には助けに駆けつけたり、ラブラブっぷりを見せ付けてくれる。
その他関係者
男性スタッフ:
Gindaff
記者会見に迷い込んだ冒険者に関して
Mayakovに名指しで怒られたガルカの男性。通常は
Mayakovに付き添う形で後ろで立っている。ボディーガード兼付き人という位置づけと思われる。
司会・進行:
Hegouard
ショーの司会・進行係として登場するエルヴァーンの男性。華やかなショーを盛り上げるために一役買っている。一見「獅子の泉」の係員かと思われそうだが、司会の中に「我がマヤコフ舞踏団」と明言しているため、マヤコフ舞踏団専属の司会者と分かる。
その他男性スタッフ
名前・セリフはないものの、イベントで他にもスタッフが居る事が確認できる。一人は
Gindaff同様に通常
Mayakovの後ろで待機しているガルカ(フェイス2)と、もう一人は記者会見の際
Mayakovの右側奥にいるヒューム男性(フェイス3)。共にサングラスにウォーアクトンと思われる黒い服装で統一され、ボディガードのような役割りを果たしていると思われる。
最終更新:2008年10月24日 17:41