Star Sibyl(詳細・ネタバレ編)


  • タルタル♀、独自フェイス、天の塔?-?(最上階)
  • ウィンダス連邦を統治する最高指導者。「星の神子」。


特記事項
  • 20年前のクリスタル大戦時、現在の姿で存在していた。「アルタナの神兵」のウィンダスクエストにも一瞬だけ登場。
  • 身の回りの世話は侍女長Zubabaをはじめとする天の塔の侍女達が行っている。
  • Semih Lafihna守護戦士は彼女の護衛を勤める。リーダーであるSemih Lafihnaは星の神子自ら育てたといわれている。
  • ウィンダスの英雄Karaha-Baruhaとは浅からぬ仲であり、一部では恋仲だったと噂されている。現在も「大切な人」と思っているようである。

  過去・現在においてウィンダスの中心人物といえる星の神子。天の塔に住まい、その姿は滅多に見られる事は無いと言う。女神の生まれ変わりとしてウィンダスの民から愛される彼女の物語を時系列順にまとめてみる。

下された神託は「滅び」

  ウィンダス連邦の初代の星の神子リミララは、満月の泉で神獣Fenrirの力を借り願いを実現させる儀式を執り行った。その時の儀式の中で様々な神託を受けた彼女は、それらの予言は天の塔にある「天文泉」と「神々の書」に記録され代々の星の神子達は星読みを行い、それらの予言を元にウィンダスを導いき統治してきた。今から20年ほど前に、現星の神子も同様に星読みを行った。

Star Sibyl :……始まりの神子さまの予言は、ウィンダスを繁栄に導き、栄華をもたらしました。しかし、私の「星読み」が見たのは……。「滅び」でした。そう、それは大いなる破壊……。ウィンダスは燃え上がり、水に飲まれ、光が空を焼き、人が倒れていく様……。

  あまりの出来事に、星の神子はその予言をもたらした満月の泉の神獣Fenrirに直接謁見に向かった。おそらくは初代星の神子リミララ以来の謁見と思われる。


Fenrir : 民を滅びから救いたいか?小さく弱き神子よ。しかし無駄だ。星月の意志は天の意思。最初の神子が最後に滅びを見たように、人は恐れながらも滅びを望むもの。この我と渡り合ったあの神子ですら、自らの怯えに屈した。我を前に震えるばかりのそなたに、一体、何ができよう?


逃れられないと言われた「滅び」。神子は全てに恐怖し震えることしか出来なかった。

  しかし彼女には心の支えが身近に居た。当時の目の院の院長だったKaraha-Baruhaである。彼女の悩みを聞き、Karaha-Baruhaはその手助けをすべく研究を始める。星月の意志をも変えるその行為、それは神獣Fenrirの心を完全に「支配」することであった。それこそが、現在で言われている「完全召喚」だった。


彼女の目の前で行われた「完全召喚」。

  この時のKaraha-BaruhaFenrirと一体化し、自ら命を絶つことでFenrirをも殺し、一度「滅び」が約束された「月詠み」を破棄しようとしたのだった。それはすなわち、Karaha-Baruha自身の死を意味していた。

Star Sibyl : やめて……。やめて、カラハバルハ!これ以上は無理です!あなたの心が壊れてしまう……!


神子は泣きながらそれを止めるように懇願し続けていた。

  その時Karaha-Baruhaの真意を見抜いたと思われるFenrirは取り込まれる前、神子に言葉を残している。

Fenrir : なるほど……。これが人の定めに抗う力か……。神子よ、怯える必要はない。恐れる必要はない。導きの光なき闇夜が来るが、決して歩みを止めてはならぬ。歩みを照らす光はないが、光なくとも道はあるのだ。

  そして星の神子は同時に大切な人・Karaha-Baruhaと、数百年ウィンダスを加護し続けたFenrirの力を失う事になった。そして「滅び」の神託が成就されるかどうか不明のまま、ウィンダスから星月の力は失われ、ホルトト遺跡からも力が失せていった。しかし、それでも彼女はウィンダスを導かなければならない宿命を背負っていた。

Star Sibyl : 光なくとも、光を示さねばなりませんでした。あれから20年……。私は星読みをする真似ごとで、民を導いてきたのです。天文泉は何も映らない。映る未来などないのだから……。


光を宿さない天文泉に佇む神子。不安で押し潰されそうな時は、Karaha-Baruhaの名を呟きながら・・・・・・。

運命の星々・ウィンダスミッション前半

  それから20年もの間、星の神子はこれらの出来事をその胸に秘め、たった一人でウィンダスを導き続けた。光を失った国、しかしそこに生れ落ちてくる星々の輝きを感じながら。


その小さな背中で背負うにはあまりに過酷な運命だ。

  新たなウィンダス口の院院長となったAjido-Marujidoは元々Karaha-Baruhaに憧れて猛勉強をした秀才。衰退し続けるウィンダスの大地を危惧した彼は、独自にKaraha-Baruhaの研究、そして足取りにそのヒントが隠されていると感じ、それを見極める為に研究を始める。しかし戦後星の神子はKaraha-Baruhaが行った「召喚魔法」と、彼の研究に関しては全てを封印しており、Ajido-Marujidoにも深い詮索は禁じていた。しかしAjido-Marujidoは当然ながらそれで引き下がる性格でもなく、星の神子もまたそんなAjido-Marujidoを監視するように側近のSemih Lafihnaに命じる。


  一方、世の中は「冒険者の時代」と呼ばれるようになっており、ウィンダスにも多くの冒険者が生まれ、訪れるようになっていた。その中でもウィンダスに所属している冒険者の一人(プレイヤー)の働きは特に目覚しいようで、Semih Lafihnaの目に止まる。彼女は冒険者に興味を示し、星の神子にもその存在を報告している。そんな冒険者に、星の神子が初めて出会うのはウィンダスミッション「新たなる旅立ち」になる。冒険者の胸の内に秘められた星の輝きを確信した星の神子は彼(彼女)をジュノ大使館員に任命した。


Star Sibyl: どこの空の下にいようと、私は、あなたという輝ける星を見守っています。

  ジュノで目覚しい活躍を見せる冒険者、そして暴かれていく「世界に復活するかもしれない脅威」。ジュノでミッションをこなすうちに冒険者もまたShadow Lordの復活に向けて獣人たちが動いている情報を得る。それが万が一事実となってしまったら、世界は再び戦乱に陥り、クリスタル大戦の再来を目撃する事になってしまうだろう。それを見極め、真実だとしたらそれを阻止するように星の神子は冒険者に頼む。
  無事にShadow Lordの完全復活を阻止した冒険者を優しく迎える星の神子。次に助けを借りる必要が出るまで英気を養うように言い、ねぎらう。しかし同時に星の神子は感じていた。ウィンダスに迫る脅威は去っていない事を・・・・・・。


Star Sibyl : 1つ、大きな星が消えた……。けれど、違う……。その星じゃない……。私が見たのはその星じゃ……。

星の加護を失った筈の星の神子の「能力」
  物語中に星の神子が語る「運命」とは、おそらくFenrirの加護を失う前に見た「予言」からだと思われる。現在では覗けなくなっているものの、過去では星の神子はそれらを見ているからこそ「滅び」の未来に怯えていた。現在では、それらを記憶なり書き留めていたなりしており、それをもとに予言を見た「フリ」を演じているものと思われる。
  では彼女が頻繁に語る「星の輝き」とは何か?現状では「星の神子」に選ばれる基準はハッキリ明記されてはいない。しかし女神の生まれ変わりといわれる位なので、襲名する前に、それなりに特異な魔力や神通力を持っていたとしても不思議ではないと思われる。
  未来は見えなくなっても、遠くはなれた「輝き」を感じ、その力を感じることが出来る星の神子。これはFenrirに与えられたものではなく、彼女が元来備えていた能力だったのではないだろうか。

運命と向き合う勇気・ウィンダスミッション後半

  ミッション後半はそれぞれの国の内なる問題に迫っていく。ウィンダスミッションの場合、冒頭といえる「満月の泉」でAjido-Marujidoの依頼により、冒険者は彼と行動を共にし、ホルトト遺跡の奥に眠る「満月の泉」を訪れる。しかし、そこに入ること自体国家機密に触れてしまう。星の神子はSemih LafihnaAjido-Marujido拘束の許可を下す。

Semih Lafihna : そこまでよ!おまえはやりすぎたわ、アジドマルジド。神子さまの許可が下ったわ。逆らえば容赦はしない!天の塔の禁破りの罪で、闇牢へ繋がせてもらうわ!

  闇牢への投獄は、ウィンダスでも最も重い罪人が課せられるものという。Ajido-Marujidoの研究とは、そこまで重罪なのだろうか。そしてAjido-Marujidoの魔法によりSemih Lafihnaからは逃れる冒険者だが、戻ったウィンダスにて星の神子より出頭命令が出されている事が判る。
  天の塔を訪れた冒険者に、星の神子は「大きく尊い功績」がある為に、闇牢幽閉は免れられると言う。しかし犯した罪は償わなければならない。ウィンダス代表としてギデアスの「バルガの舞台」に赴き、武闘会に参加することを命じる。そして無事に勝ち、生きて戻ってこれたら無罪にすることを約束する。
  そして、無事にウィンダスに戻った冒険者の報告を聞き、星の神子は約束通り、冒険者を無罪放免にした。しかし、満月の泉での出来事は他言無用するように釘を刺す。


Star Sibyl :ウィンダスの平穏を愛するならば、お願いです、私を裏切らないでください……。

  開放された冒険者に、再びミッションが舞い込む。今度は目の院院長のTosuka-Porikaからだった。最近はミッション依頼も目を通すようになった守護戦士の監視を逃れるために冒険者に偽りのミッションを依頼したTosuka-Porikaの本当の頼みは白紙になった「神々の書」(初期ミッションで登場)の謎を明かして欲しいというものだった。Tosuka-Porikaは先代院長であったKaraha-Baruhaから「神々の書」について聞いており、おぼろげながらその内容を知っていた。その内容が消えた理由、その糸口がKaraha-Baruhaの研究所にあるかもしれない、と語る。それは、知られざるウィンダス第六の院「心の院」とも呼ばれており、トライマライ水路の奥深くにあったという。そこに向かい、なにか手掛かりが無いか、冒険者に見てきて欲しいというのが依頼の本当の内容である。


そして20年忘れられたはずの研究所で冒険者が出会ったのは・・・・・・。

  冒険者の存在に驚いた星の神子。しかし冒険者がそこに居るという事は、長らく行方不明になっていたKaraha-Baruhaの「院長の指輪」を持っていることにもなる。それに免じて、星の神子は冒険者にこの「心の院」で行われた研究について説明する。「生き物から魔力を引き出す理論」を唱えていた30年前のKaraha-Baruha。その思想は生き物の命の尊厳を脅かす可能性があった為、当時五院は反対した。しかし力を渇望する神子とKaraha-Baruhaは秘密裏にこの研究所を作っていたのだ。

Star Sibyl :その力のおかげで、ウィンダスは救われたのです。しかし、そのために失ったものの大きさは……。あなたも少しは、ご存知のはず……。ここにある本を読んだら、お帰りなさい。あなたをここに導いたのが、カラハバルハの星だというならば、私は追い返しも咎めもしません。しかし、ここ中央塔の魔封門から先は、国民であろうと、立ち入りが許されぬ場所。 そのことに関しては、ふたたび処罰を考えますよ。わかりましたね。……。あなたに導きの星があらんことを。


神子しか入れない筈の研究所。おそらくKaraha-Baruhaが遺していったそのままの状態だと思われる。

  普段は消極的な口調が多い星の神子が珍しく強い口調で語りかけてくるのが印象的な場面である。そしてそれ以来暫く星の神子と冒険者の接点は失われる。
  というのも、今度はApururuの依頼により冒険者はAjido-Marujido救出に協力することになるからでもあった。闇牢から無事Ajido-Marujidoを連れ戻す事に成功した一行は、ウィンダスに戻り、新たに判明してきた「神々の書」の秘密に迫っていた。そこでSemih Lafihnaが現れる。しかし彼女は脱獄したAjido-Marujidoを再び連れ去るために現れた訳ではなく、むしろその協力を仰ぎに来たのだった。最近ウィンダスで度々目撃されていた「謎の黒い怪人」がなんと、天の塔の厳重な警備を超え星の神子の個室に向かっていたのだ。星の神子の身に危険が迫っていると聞き、一行は天の塔へ向かう。


見るからに異形の「怪人」に怯える神子。

その心に応えるかのように光りだす胸の「まがつみの玉」。

  間一髪のところでSemih LafihnaAjido-Marujido、そして冒険者が駆けつけ、怪人はそのまま逃げるように消えていった。とりあえず危機は去ったようだ。しかし対峙の時怪人から「月の力」を感じたAjido-Marujidoは、怪人がFenrirと何か関係があるのでは、と神子に訪ねる。「神々の書」、そして「満月の泉」の現状。おそらく神子以外では一番真実に近いAjido-Marujidoの問いに、神子は終に20年前の出来事を明かした。

Star Sibyl :あれから20年……。私は星読みをする真似ごとで、民を導いてきたのです。天文泉は何も映らない。映る未来などないのだから……。
Ajido-Marujido :……しかし、神子さま。未来は続いている。フェンリルが言ったように、俺たちの前に道は続いている……。平和が約束されていないとは、滅びも約束されていないということだ。俺たちは自分で光を掴まないと……!
Star Sibyl :……!

  星の神子は、20年間気持ちを張り詰めて、気付いていなかったのかもしれない。彼女を支えていたのはKaraha-Baruhaだけではなかった。常に彼女に付き添い、気遣っているSemih Lafihna、そして過程は違うかもしれないが目指す未来は一緒、と語るAjido-Marujidoもまた、ウィンダスと星の神子を気にしていた。


彼の率直な情熱の原動力はウィンダスの為を思ってだった。それを聞いた神子はようやくAjido-Marujidoと和解した。

  星の神子はAjido-MarujidoKaraha-Baruhaの研究所への出入りの許可を与えた。どちらも、望むのはウィンダスの平和。それぞれの想いがようやっと一つの目標に向かうべく動き出した。

  そして星の神子はSemih Lafihnaらの護衛のもと、実に20年ぶりに「満月の泉」に降り立った。そこでおきた惨事に怯え、未来の光を失い、目を背けてきたと語りだす星の神子。それは、まるで今まで秘めていた心の弱さを懺悔するかのようでもあった。


Semih Lafihna :神子さまはお忘れになっています。神子さまのお働きがあったからこそ、ウィンダスはこの20年、平穏の時代を保つことができました。ウィンダスに住まうものにとって神子さまこそが光。ウィンダスを導く「導きの星」そのものであるのです。

  優しく励ましてくれるSemih Lafihnaの言葉に感謝する星の神子。きっと星の神子はようやっと一人ではない事を実感できたのではないだろうか。そして20年間目を背け続けた出来事に、ようやっと真っ向から見つめる勇気を取り戻せたからこそ、再びこの地を訪れたと思われる。改めてここで「私たちがどこにいて、私たちの前になにが待っているのか」を見極めたいと語る神子。しかしその声に応えたのは・・・・・・。自らの意思でウィンダスと対立を続けていた野良カーディアン達の新たな王・Jokerだった。
  身構える間もなくSemih Lafihna達は魔法で飛ばされてしまい、星の神子はただ一人でカーディアン達に囲まれる事態になってしまった。しかし彼女は震えながらも抵抗するそぶりは無かった。Jokerの中に秘められた「輝き」に気付いていたのかもしれない。

Joker :我は、そなたに教えるために来た。そなたが呼び覚ました、願いの星……その願いの星が、この世界に、何をもたらしたかということを。
Star Sibyl :願いの星……?私が、呼び覚ました……?
Joker :神子よ、小さき民よ、思い出すのだ。始まりの神子の時代から、我が死へいたるまで、そなたらは永い永い予言に従い生きてきた。その予言は、始まりの神子の強き願い……「月詠み」から始まった。そなたのようにこの地へと降り注ぐ星月に願いを託すことから……。
Star Sibyl :……ああ……。そうだわ、私は天文泉に願った……。絶望に耐え切れず……あの時、死んでしまった、カラハバルハの……助けを……。
Joker :……そう、その願い……。最後にわずかに残った星月の力が、その願いを聞き届けたのだ。そして、小さき彼は、我とひとつに混ざりあったままに死という闇から戻ってきている。
Star Sibyl :……!!!
Joker :驚くべきことだな、神子よ。そなたの希望、そなたの願いは期せずして、失われし星月の力が蘇る……その「時」を導かんとしている。しかし、そのためには分かたれた我とともに、今一度、そなたの強い願いが必要になる。

  絶望した彼女の願いの強さにより奇跡は起きていた。そしてそれに導かれるように星々が動き出している事を告げるJoker。神子の危機を察知し駆けつけたAjido-Marujidoに気付いたJokerは、一行に条件を突きつける。「黒き使者」をこの「満月の泉」につれて来い、と。

  星の神子とJokerのやりとりを知らない一行は、この条件を「星の神子を人質に持ちかけられた取引」と解釈し、星の神子救出の為に動き出す。「黒き使者」を召喚できるといわれる古代クリュー人の歌を冒険者が、ウィンダスの動きを察知し攻勢に出たヤグードの牽制をSemih Lafihnaが、Jokerを取り巻くカーディアン達の制御方法の研究をApururuが、そして全ての総指揮をAjido-Marujidoが。それぞれが出来る事を、神子救出の為に必死に行った。
  そして再び「満月の泉」に降り立った一行は、Jokerの指示の通り、古代クリュー人の歌を使い「黒き使者」を呼び出した。


歌に誘われるかのように現れた「黒き使者」に驚く星の神子。

Joker :分かれた我よ……いま、またひとつに……

  Jokerの変異により制御を失い暴走を始めるカーディアン達、そして「黒き使者」の最後の抗いのように突然現れた幻獣達・・・・・・。混乱の中戦う冒険者たち。そしてついにJokerは「黒き使者」と融合を果たした。

Joker :では、あとのことは頼んだぞ。神子よ、我らがひとつになった時、新たなる約束を……。新たなる願いを。天かける星々と、天照らす月の光に。
Star Sibyl :……わかりました……神獣さま……。

  そう意味深に最後の言葉を交わし、Jokerは光に包まれていった。


そして残されたのは動かないJokerの体と、「星の光」。

Ajido-Marujido :……!神子さま、ジョーカーは……!
Star Sibyl :あの光よ……、そしてあの光を、希望の星にするのは私……。 さぁ、星月よ、私の願いをきいて……この約束の地に……神獣フェンリルさまの息吹を……


……人よ、そう、それが……未来を作る力なのだ。

  そして20年の時を経て、「満月の泉」に再び光が取り戻された。その場に響く、神獣の声と共に・・・・・・。



ミッション・その後
Star Sibyl :来てくださったのですね。無事でよかった。あなたとはあれきりでしたから心配しておりました。あの時、あなたの心にも神獣さまのお声が届いたことでしょう。そう、神獣さまは私たちに、ウィンダスの未来を、ウィンダスの始まりを約束してくださいました。しかし、それは始まりだけ。まがつみの玉は光を失い、月詠み……そして星読みも行うことはできなくなりました。この先、ウィンダスになにが起きるのか、私が知ることはできない。私が従うべき星の導きは、失われてしまった……。


Star Sibyl :<PC Name>、けれども、心配しないで。私は大丈夫。あなたのおかげで、私は知ったのです。私が進むべき道を。私は、ウィンダスの民に導かれる。なによりもウィンダスの民が幸せであるように、その道を探して進むのが私の役目。……<PC Name>、もちろんあなたも、ウィンダスの民……私を導く大きな星のひとつです。さぁ、共に行きましょう。すべてが終わり、すべてが始まった……私たちのウィンダスを導くために。

最終更新:2008年06月02日 16:27