Adelheid (詳細・ネタバレ編)


  • ヒューム♀、1b(茶髪)、無戦配置バストゥーク商業区〔S〕H-7
  • バストゥーク軍・参謀総長
  • フルネームはAdelheid Sturm。


まだあどけなさが残る参謀(アルタナの神兵)

  アーデルハイト参謀が自ら参戦しているときは「戦場視察」で、偵察兵と共に戦地に現れる。普段はおっとりした口調だけど、彼女なりに戦える為の工夫を拵えてきているようだ。3つのTubeを使い、エレメントのような使い魔を呼ぶ。このチューブは自らがから開発した物で、地雷火の属性が宿る人工的な物のようだ。そして本人も何気にセブンアイズ装備である。


Tube は召喚魔法のようなエフェクトで呼び出す。

待機中:……に5列横隊で展開せる1200の重装歩兵にて敵主力5000の衝力を削ぎ、その機に……あ、ごめ。今、サンドリア騎兵との連携による機動防御の脳内演習で、頭がいっぱいなんですぅ。

戦闘中:師曰く「兵は詭道なり」なんですぅ~。

気分は探偵?

  3/11/08に実装されたクエスト「解明への灯」で、彼女は考え事にふけりながら歩いてきて、門番と冒険者(プレイヤー)の視線を感じ「……あ、ごめ。」と顔を上げるシーンが導入された。通常のセリフといい、「あ、ごめ。」は考え事を常にしているとされている彼女の口癖なのかもしれない。


とはいえ若い娘さんが一人で戦争時は無防備に歩きまわっちゃいかんですよ。

  そんな彼女の考え事とは、同時期に門下生であり、当時から「名探偵」として知られていたミスリル銃士隊所属のNicolausさえもうならせる「Werner軍務大臣殺人事件」。彼女は、その件について「つい」聞いてしまったと語っている(立ち聞き・盗み聞きしていた)。そして「名探偵」と言われた同期も頭を抱えるこの事件に興味を持って、彼女なりに現在推理中とのこと。
  たしかに大臣の殺人事件とは穏やかじゃない時世だが、戦争の真っ只中に一人で物思いにふけって歩き回ってまで参謀長が考えるべき事項かというと……。どうなんだろう。まるで推理小説を読みながら主人公と一緒に推理を巡らせている女学生のような軽い口調と態度である(むしろそこがいiうわなにをsrでゃrdk)。
  やがて証拠や推理が進み、Werner殺人事件の真相・その裏に隠されていた事実が判明していく中、アーデルハイトの行動は、「推理ごっこ」から変化を見せていく。度重なるミスリル銃士隊の会議、そして政府の者ではない人物(プレイヤー)の召集、情報提供。彼女はドアに耳を寄せて興味津々で内容を盗み聞きし続けていく。


最初は殺人事件を自分なりに推理する名目だったが

だんだん堂々と(?)盗み聞きをしていくように。

その表情は深刻さより興味本位、といった感じに……。

Adelheid : (もし国民に知れわたれば国じゅうが騒然となってしまう……!)
Adelheid : (た、大変なことになってきましたです……!)
Volker : ん!?シュトルム……参謀総長?


協力してくれた冒険者を見送るVolkerが扉を開けたそこには……


Adelheid : ひ、人違いですぅ~!

  そのまま逃げるように去っていったアーデルハイト。だけど大工房の門番から、彼女が「新しい探偵助手がミスリル銃士隊に情報を提供している」と、冒険者について周りにゴシップとして話しまわっていることが分かる。よい噂ではあるが、一応殺人事件、そして今後政府にかかわる大きな問題になりつつあるのに、平和な子である。

おまけ・嘘つきハイジ

  事件の情報の協力を要請したKlara隊長。冒険者が彼女のもとへ急いでいたそのときである。Klara隊長がまつ会議室の扉にへばりついていたのはアーデルハイトだった。


やっぱりどうみても参謀総長がすべき絵図ではない。

  じっとその後ろで佇み困った様子の冒険者。その気配に気付いてあわてて姿勢を正してアーデルハイトはこう言ってのけた。



あえて言わせていただこう。



(´∀`)うそーつきー♪



「これから出動なんですぅ~失礼しますぅ~!」と、カンパニエに行く(フリ)をする。

ミスリル銃士隊との合同作戦(クエスト『隠滅の炎』)

  ガルカの若衆が不穏な動きを見せている最中、突然の轟音がバストゥークを襲った。クゥダフ兵団が近くの廃坑を利用しバストゥーク近辺に潜ませていた新兵器「シージターレット」を使用してきたのだ。このままでは大統領府も危ないということでミスリル銃士隊が緊急出動する事になった。今回の目的はシージターレットの破壊が第一となる為に特別な火薬「イグニス火薬」を投入する事になり、作戦はミスリル銃士隊と共に第二共和軍団の特殊工兵隊も出動する事になった。それを聞いたミスリル銃士隊の一人、Nicolausはこのように語っていた。

Nicolaus :特殊工兵隊か……できれば、ご一緒したくない連中ですね……。

  このNicolaus、上記のコラムの通り、実はアーデルハイトの同門の同期である。この発言が一体何を意味するのか、実際に作戦が決行される時に明らかになる。ちなみに、冒険者はミスリル銃士隊隊長のKlaraが自ら参加を頼む形で参加する事になった(いわゆるスペシャルゲストとして扱われてもおかしくない筈の立場)。

  現場であるルホッツ銀山には、ミスリル銃士隊が先に集合する形にになった。特殊工兵隊はイグニス火薬の運搬も担当しており、冒険者が到着して間もなく現場に現れた。

??? :お待たせしましたぁ。
Nicolaus :う、その声は……


背後からの声に凍りつくNicolaus


Adelheid :やぁ、ニック。お久しぶりぃ~。

Nicolaus :ハイジ……。やはり、あなたでしたか……。
Adelheid :もぉ。どういう意味ぃ?同門の仲間なのに、失礼しちゃう~。

  まるで語尾に「(暗黒微笑)」とか付きそうな勢いである。その後Klara隊長が間に入る形となり、作戦の確認へと話は進んでいく。坑内に複数隠されていると思われるシージターレットを特殊工作隊が速やかに発見し、破壊をするのが最大の目標となり、その護衛にミスリル銃士隊が一人ずつ就く、ツーマンセルの別行動となる。流石にアーデルハイトも参謀、直ぐに作戦を理解した。

Adelheid :バディシステムですね。互いを見守り、そして助け合う……了解ですぅ。

  ……なんか、妙に一部を強調しているように見えるのは気のせいだろうか。


Adelheid :じゃあ、わたしはニックとぉ……

Nicolaus :ぼ、ぼくは、彼女と組みます。

逃げた!('Д')


  慌てて近くにいた女性工作員とペアを宣言するNicolaus

Adelheid :もう、ニックってば相変わらず、素直じゃないんだからぁ~。


「相変わらず」ってことは前から避けられていたという事だろうか。

しかし決まった物は仕方が無い。次のバディを探すアーデルハイト。不安げに見守るNicolaus

Adelheid :じゃあ、フォルカーさ……


スネーク*ナンパはええ!!('Д')


(*スネークとはかの有名な某戦略諜報アクションゲームの主人公の名前であり、その容姿が似ている事でVolkerのあだ名に使うプレイヤーも多いようだ。管理人も普段は好んでこの愛称で呼んでいる)

  こちらも僅差でペアが決定したようで、Volkerは、別の女性工作員と談笑していた。

Adelheid :とと、遅かったみたい……うーん、じゃあ……ザイド……さ……


ちらっ

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

Zeid :…………。
Adelheid :……も先約済みみたいだしぃ……。


プイッ

見なかった事にしおった!!!('Д')


  バディが見つからないという絶体絶命のピンチ。しかし参謀であり工作隊隊長としてアーデルハイトが参加しないのは有り得ない。というかこのままではメンツが丸つぶれである。しかし、そこでアーデルハイトの目は救世主の姿を見つけ出した。

Adelheid :……そうだぁ~。探偵助手さん、わたしと組みましょー!

  ……そう、冒険者を見つけてしまったのだ。ここで、一応、選択肢が出る。「いいえ」を答えた場合は


Adelheid :そんな……お願いします!

  ……と、必死になって彼女が食い下がる事になり、結局「はい」を選ぶまで無限ルーブが続いてしまう。結局冒険者には選択権など無かった……。承諾するとアーデルハイトは心からの安堵を見せる。

Adelheid :よかったぁ!

  しかし、その後このように続ける。


Adelheid :あ、でもぉ……足手まといにならないでくださいね~。

(#^ω^)ピキピキピキ


  更に追い討ちをかけるかのように、一部始終を見守っていたNicolausがこう呟いた。


Nicolaus :……<PC Name>さん、ど、どうかご無事で……。

  まったくもって、安心できる要素のない展開である。ちなみに、名前から連想されるあるアニメの影響で、アーデルハイトとの絡みが事前から期待されていたKlaraだが……。


実はさっさとイケメン風の工作員とバディを組んでいた。


作戦開始前からなんともグッタリな展開である。

  ともあれ、これで5チームが結成され、いよいよクゥダフがひそかに使っていた廃坑の奥へ、シージターレットの破壊を目標に乗り込む事になる。そして冒険者はこの特殊な戦場(BC)で、自由に徘徊するアーデルハイトを護衛しながら、襲い掛かってくるクゥダフの戦士たちの猛攻を退ける為に戦闘を余儀なくされる。


迷走を続けるキャラクター像・ハイジは「うざカワイイ?」

  ここからは管理人の主観で話す部分が非常に多くなる事を事前に明記すると同時に、あえて言わせていただきたい。ごめんなさい
  本来はカンパニエ専用のキャラクターとして登場したアーデルハイトがクエストに登場する事になり、改めてキャラクターとしての性格付けがなされた事は言うまでもない。このキャラクター性の変更に関しては、FFXI開発陣はインタビューでこのようなやりとりをしている。

――バストゥークのテーマは、政治的なゴタゴタであったり裏で暗躍する勢力などということですが、重いですね。

齋藤氏: 大戦中なのに内輪もめでゴタゴタしていて。「何をやっているんだ!」という感想を持ってもらいたいと狙って作ってきた感じですね。

――そうした重い展開のなか、学者のアーデルハイトがいつも様子を伺っているという描写が入っていますね。今後は彼女も物語に大きく関わっていくのでしょうか。

齋藤氏: どうでしょう(笑)。彼女ってカンパニエバトルにも参加しているので、あまりシナリオのキーキャラクタにはなりきれないところがありますね。例えば、シナリオ中で命を落としてしまうわけにはいかなかったり。街中やカンパニエバトルにはいますからね。どこまでやれるかはまだ難しいところもあるんですが、少しずつ関わってくるのではないかなと。
 彼女は、若干のてこ入れを期待しての登場でもあったのですが、バストゥークの堅いお国柄に彼女の登場はいきすぎたかなと感じているところもあります(笑)。

  ちなみに齋藤富胤氏は「「アルタナの神兵」ミッションの演出を手がけつつ、各国クエストのヘルプや全体のチェックを行なっている」、いわゆる開発陣でもストーリーや設定のスペシャリストの方である。(参照:「ファイナルファンタジー XI」開発チーム特別インタビュー

  そしてこれはクエスト『隠滅の炎』が実装された09/09/08のバージョンアップの直前に発表されたものである。既に「いきすぎたかな(笑)」みたいに言われていたアーデルハイト。その立ち振る舞いが多少変わるかと、インタビューを読んだプレイヤーの中には期待した人もいるかもしれない。少なくとも管理人はその一人だった。
  今回は正念場(戦闘)直前のイベントで登場する事になったアーデルハイト。しかもNPCとしてそのBCにも参加するという、ある意味地位的には昇格しているようにも感じる。しかし実際のイベントは上記の通り、個人的な意見では気を引き締めねばいけない場面で脱力しまくる結果になってしまった。


「いきすぎたかな(笑)」と言われながら、悪化してるように見える。

  先のクエストでは憧れていた口調で説明していたNicolausには明らかに困ったような態度を見せられ、それに気付かない振る舞いや勘違い発言を繰り返すアーデルハイトは、まるで昨今の痛いスイーツ(笑)脳とか、それこそ(暗黒微笑)とかを使っちゃうような、頭の中が暖かい女の子に見えて仕方ない……。
  空気が読めない一面を強調され、さらにコミカルに描かれたと思われるこの場面は悲しいくらいにスベっている。この直後「自分の身を守ってくれる」(肉壁の)冒険者に向かってもあの発言をする始末。しかもそのBCでは、アーデルハイトの生還がクリア条件の一つになっており、何かの罰ゲームかという心境になってしまった。
  口調はトロいけど参謀も務めており、実は頭がキレる子、と最初は管理人もアーデルハイトに対するイメージはどちらかというと「萌えキャラ?」とwktkしたものである。口調のトロさも「普段は戦略で頭でいっぱいだから」という設定もあった。しかしクエストでの彼女は残念ながらそのwktk感を裏切っている感が現在のところ勝っている。
  このフェイスは実はNPCでは目立った活躍を見せるキャラクターが少ないだけに管理人は結構応援してるのだが、どうにもキャラクター性が迷走してるようにみえて仕方が無い。

最終更新:2008年10月12日 18:09