Miledo-Shiraddo(詳細・ネタバレ編)
- タルタル♂、1b(金髪メッシュ)、通常配置無し
- 得意の変装を駆使し「あるもの」を売ろうとしている。
- 謎のミスラLuto Mewrilah の相棒。
Luto Mewrilah の「本職」の相棒として登場するミレドシラッド。その正体は、すなわち
Luto Mewrilah 自身の正体にも繋がるわけだが、はっきり言ってしまうと「怪盗」なのである。ある時は彼女と共謀し(クエスト「七つの緻密なトリックを」)、またある時は単独で(クエスト「誠実なる予告を」)活動しているようだ。
ついでに彼が使用している変装グッズも冒険者(プレイヤー)に売ろうとしたり(クエスト「カメレオンのまやかしを」)、犯行対象がジュノ大公の宮殿からバストゥークのお偉いさん、タブナジア地下壕の吝嗇家と、活動範囲も広い。
ルトとの関係・活動
Luto Mewrilah との付き合いは、彼がまだ駆け出しの怪盗の頃にさかのぼる。二人ともデルクフの塔に眠るとある宝物を狙っていた。その宝物を前に二人はかち合い、奪い合って戦闘をした。しかし戦いは互角だったようで、この業界に入って間もないと語るミレドシラッドを気に入り
Luto Mewrilah が仲間になることを提案。
Luto Mewrilah :……わたしとあなたが協力すれば、すごいお宝が盗めそうね……。
Miledo-Shiraddo :ボクとルトが……?うん、おもしろそうだな。いいかもしれない。
Luto Mewrilah :じゃあ、こうしましょう。何か大きなお宝を盗む時だけは、お互いに協力し合うの。でも、もしあなたが足手まといになるようなことをしたら、すぐに手を切らせてもらうわ。これはお互いの利益のための協力よ。面倒な関係はごめんだわ。そこを勘違いしないでちょうだいね。
Miledo-Shiraddo :お互いの利益のための協力……。いいだろう。そっちこそ、ボクの足手まといになるなよ。
以降、二人は基本的に単独行動で活動をし、大きな仕事をするときは協力し合う「仲間」になった。断片的に語られる二人の活躍をまとめてみる。
二人の華麗なる連携
二人の活動の詳細が描かれる事は実際は少ない。これはおそらく
Luto Mewrilah の本業がフェロー関連クエストで最後まで(断片的にヒントは出てはいるが)伏せられている為と思われる。
二人でル・ルデの庭の大公屋敷に忍び込もうとした際、ジュノ親衛隊の
Muhohoに見つかってしまい追われることになる。
バストゥークの雑貨屋を狙った二人は、まずミレドシラッドが老人に変装をし店員に質問を吹っ掛け続け注意をそらした。
バストゥーク大工房で働く管理官が定期的に商人から賄賂を受け取っていると聞いた二人。その隠し場所と思われる所で冒険者(プレイヤー)と出くわしてしまう。二人は逆に冒険者を仲間に引き入れることにする。
あらゆる道具を駆使し、管理官と彼をとりまく大工房の人々を観察していく三人。果たして今回の仕事はうまくいくのだろうか?
タブナジアに現れた華麗なる怪盗
タブナジア地下壕・集会所にてこのような騒ぐ一人のタルタル女性。
タブナジア自警団の面々は困っていた。とある予告状が届き、指定された時刻にその場所を警護していたものの、予告通り「狐狸の秘壷」が盗まれてしまったようだ。そもそもタブナジア地下壕でこのような事件は初めてのようである。最近タブナジアを行き来するようになった「よそ者」冒険者を疑うそぶりを見せる女性
Wazozo。このような事態が珍しくて困り果てた
タブナジア自警団も冒険者に協力を要請する。その際見せられる予告状にはこのように書いてあった。
「今夜、0時ちょうどにお宝をいただきに参ります。怪盗ミレドシラッド」
事件の解明のためにタブナジアで情報を集める冒険者だったが、基本的に聞けることといったら
Wazozoの通常の悪態等ばかり。やはりこのような犯行にはタブナジア自体が不慣れなのか、おっとりした反応ばかりが集まってしまう。その中でミレドシラッドとも思える情報を得られるが、こちらもなんとも平和的な反応である。
Raminey : 変わった旅人について教えてほしいの?……はっきりと、覚えているわ。ちょうどあの場所からひょっこり顔を見せたのよ。コロコロしてかわいい子だわって思ってたら、向こうもこっちに気がついて、手を振ってくれたわ。手を振り返すと、とても嬉しそうでね。自警団のみんなに向かってもやってたわよ。
Fouagine : 近頃見かけないようなコだったね。ここに来る者は、たいてい流されてくるだろう?でも、あのコは、漂流者には見えなかったから。それに、吊橋のところでずっと町中を眺めていて、よく飽きないなぁって思ったよ。この町にとても興味をもってるようだったね。
Noam : ここからね、見てたの。その人はね水の中に入っちゃったの……!……いいなぁ……って思ったの、わたし。あのヒト何してたのかな。メズラシイよねぇ。ふつうお水に浸かったりするー? わたしはしたことないよ。
結果的に
Wazozoにも裏があり、実際に狙われた宝は「狐狸の秘壷」ではなかった。しかし真の宝をミレドシラッドは手に入れ、
Wazozoは
タブナジア自警団に事の真相を問い詰められることになった。そして怪盗・ミレドシラッドが去ったタブナジアでは……。
脱出劇も華麗である。
Mengrenaux : 怪盗ミレドシラッドって、なんかかっこいいよなぁ……。
ちょっとした珍事件のダークヒーローのような扱いになっている。
カメレオンのまやかし
クエスト「誠実なる予告を」以外では基本的に彼が得意と自負している変装・変身が多く見られる。その一部をここで紹介する。
Lafado-Shiraddo
変装グッズ「ニット帽」を使って彼が変装した子供。これで
Muhohoからの追跡を逃れた。しかしその際に
Muhohoに掴まれたようで、ニット帽には穴が開いたという。
Fasodo-Shiraddo
変装グッズ「眼鏡」を使って変装した老人。これでバストゥークの道具屋で呆けた振りをしながら時間稼ぎを行った。しかし怒った店員から逃げるときに壁に衝突、その衝撃で眼鏡のレンズにヒビが入ってしまった。
Domimi
変装グッズ「銀のパンプス」で「魅力的な女性」に変身した姿。この姿を使って
Kogri-Nargriに色仕掛けをし、情報を引き出した。かかとがすり減ってしまい、パンプスも使えなくなってしまったらしい。
Nabima-Hyonbima
バストゥーク大工房で見せた修道士姿。賄賂が隠されている位置を探し、かつ人を寄せ付けないために変装したようだ。本物のNabima-Hyonbimaよりも熱心に祈りを捧げてる(ように見える)のがポイント。
クエスト「七つの緻密なトリックを」 では他にもちょこちょことミレドシラッドは変装をするが、こちらはぜひ自分で確認していただきたい。
なお、基本的にミレドシラッドは実在のNPCに化ける事が多いが、「カメレオンのまやかしを」で見る変装グッズを使ったものは、まさに「変装」であり、彼が使っている名前はどれも偽名である。「Lafado-Shiraddo」「Fasodo-Shiraddo」「Domimi」そして彼の本名「Miledo-Shiraddo」。どれも音階の「ドレミファソラシド」を使っているのが分かる。
可憐な怪盗のポリシー
クエスト「七つの緻密なトリックを」「誠実なる予告を」では実際に怪盗として活動をするミレドシラッド(と
Luto Mewrilah )が見れるが、この二つには一定の行動が見られる。
Luto Mewrilah : ミレドシラッド、いよいよ決行の時が来たわよ。
Miledo-Shiraddo : オッケー。じゃあ、ボクは予告状を置いてくるね。
Luto Mewrilah : 盗みの前は予告状を出すことに決めているの。わたしたちのポリシーのひとつよ。
基本的には犯行を予告する手紙を残し(予告状)、実際に盗みが成功したらそのうまを伝える手紙を、お宝があった場所に残しているようだ。これこそが二人がただの「盗賊」「シーフ」ではなく、れっきとした「怪盗」である証拠でもある。
最終更新:2008年11月06日 20:06