Zazarg (詳細・ネタバレ編)


  • ガルカ、8b(銀髪)、アルザビH-6
  • 五蛇将・土蛇将(Stoneserpent General)ザザーグ(Zazarg)
  • 五蛇将でただ一人、傭兵出身から現在の地位に上り詰めた。
  • ビシージ時は競売北のチョコボエリア防衛担当


バストゥーク隊長時代(アルタナの神兵)
  • 過去のバストゥークのI-4の高台に、ザザーグがいる。
  • クエスト「第四共和軍団入団試験」にて青いチョコボに登場。
  • プレイヤーを襲いそうになるクゥダフを倒す。
  • 上記のムービーでは、同様の赤いチョコボに乗った部隊の隊長を務めている。
  • バストゥーク所属になる場合、上官になる。
  • 第四共和軍団に所属しており、第七独立戦隊(プレイヤー所属)の千人隊長でもある。
  • グロウベルグ会戦で第四共和軍団は事実上壊滅している。
  • その為唯一生存した彼の千人隊のみが募兵をしつつ再編成をしている途中。
  • 当事から部下に気さくに接し、会議はユーモアを交える、寝食も共にしている。

関連事項
  • 傭兵にも気さくで、部下と寝食を共にする、人望もあつい人格者。
  • ジョブ設定は「モンク」。

ビシージ時の技・セリフ
  • 必殺技「陰流砕巌衝」発動時
 「オ~シッ!そろそろ、三途の川を渡してやるか! 」
  • 百烈拳発動時
 「ガハハハハハッ!ついでに、こいつも食ってけやぁぁぁ!!!」
  • WS発動時
 「チェスト~ッ!」

マーシナリキャンプ
番外編のBCとして、参戦NPC達には独自のセリフが新たに作られている。
Counselorと称され、今回は教官として傭兵とスパーリングしてる設定のようだ。

戦闘開始時:いいぞォたいした度胸だ。傭兵ってなぁ、そうでなくちゃあな。
途中参戦:さあて ぼちぼち援軍に行くとすっか。

Rughadjeen 戦闘時 途中参戦:大将!ここは御任せを。
Mihli 途中参戦:やれやれオレの腕も鈍ったもんよ。小娘の手まで借りる羽目になっちまうとは。

WS発動:ガハハハハハッ!
2Hアビ:ガハハハハッ!お前ら、やるじゃねぇか。まさか、こいつをオレに使わせるたぁな。(百烈拳)
必殺技: さ~てッ!そろそろ、修正の時間とすっか!(陰流砕巌衝)

撃沈:ほほう……いい腕だ。お前ら、このザザーグを越えたな……
PC撃沈: ガハハハハハッ!戦場なら、お前らとっくに死んでるぞ。けどよ、その根性だけは認めてやろう。


クエスト「土噛みし拳」

五蛇将の過去・入隊の経緯を語る連続クエスト、通称「五蛇将クエ」の第2弾。ザザーグの過去について語られている。彼がアルザビに来て、過去と現在の仲間たちとその絆を描く。


「土噛みし拳」のザザーグ関連事項
  • 直属の部下Talhaalに非常に尊敬されている。
  • 部下にも「兄貴」と言われ親しまれている。
  • 実は元バストゥーク人で、黄金銃士隊長。Iron Eaterとも面識あり。
  • 単身アルザビに非合法の傭兵スカウトビジネスの便で到着。
  • サラヒム社創立時に入社。少佐にまで上り詰め、士官学校の校長に任命された。

「土噛みし拳」ストーリー

  五蛇将の詩を作りたいFari-Wariの頼みで、土蛇将ザザーグの輝かしい武勇伝について取材を始めた冒険者。ビヤーダからの紹介状を持ちザザーグの部下Talhaalの元へ急ぐと、「天駆ける剣」の詩を聞いていたと、喜んで協力を申し出てくれる。
  シャラトトに集った冒険者、Fari-Wari、そしてTalhaal。彼が知ってる限りの情報を提供することに合意する。ザザーグ将が西の国・バストゥーク共和国の出身であること、銃士隊長を勤めていたこと。
  場面は切りかわり、白い鎧に身を包んだザザーグは、Iron Eaterと密会していた。時はクリスタル対戦の後、バストゥークはクゥダフとの新たな局面に立っていた。危うい時期にザザーグは配下の黄金銃士隊をつれてパルブロに「挨拶」に行ったのだった。まだバストゥークの政府自体若く、一枚岩といえない時期。黄金銃士隊の勝手な振る舞いはどのような影響を及ぼすのか、Iron Eaterは隊長のザザーグに問う。逆にザザーグは戦乱の中、クゥダフに倒される仲間、家族を失い泣き惑う子供たちを見てきたという。彼らのためになら悪魔にもなる、と。そしてIron Eaterの意見を理解した上で、現在諍いを求めないバストゥークでは自分の役目が終わったと、辞表を出した。軍人の転生であるザザーグには、安泰となったこの国には合わない、と。バストゥークをIron Eaterに託し、二人は熱い別れを交わした。
  静かに去ろうとするザザーグを、黄金銃士隊の部下たちが追いかけてきた。ザザーグは、遙か近東の国に向かう、と告げる。そこには抵抗する力を持たず苦しむ者もいる、と。共にいくと湧き立つ部下達を静止し、守るべき家族のために国を守るのは義務と言い残し、ザザーグは旅立った。


  当時は、現在のようにマウラからアトルガンへの出航便はない。非合法の傭兵スカウト組織が用意した闇便に乗って、ザザーグは新たな地に降り立った。フリーで傭兵をしながら組織のふっかけた法外な運賃の返済に務めた。当時の傭兵の待遇は現在より格段に悪く、この一連を話すTalhaal自身、「色眼鏡で傭兵を見ていた」と認める。そんな折、サラヒム・センチネル社が設立された。皇宮のお墨付きで運営し、傭兵達の指揮をとる社長が軍司令部に直接進言し(怒鳴り込んで)傭兵の待遇も飛躍的に向上した。入社したザザーグの活躍は、正規の兵士をしのぐ勢いで、彼の知名度は瞬く間に上がった。ナジャ社長の信頼も厚く、新設した傭兵士官学校の初代校長にザザーグを任命したほどだった。
  しかし有名になれば嫉妬も必ず生まれるもので、ある日ザザーグの詳細な過去を調べ上げた怪文書が流されて共和国の銃士隊長だったことが皇宮の耳にまで届いた。皇宮に呼ばれ、Razfahd自らザザーグに真実を問う。潔く答えるザザーグにRazfahdは更に続ける、いつか皇国と祖国バストゥークが戦うことになれば、どちらに就くかと。これもザザーグは率直に「自分を拾ってくれた皇国とも無論、祖国とも戦いたくはありません」と答える。ザザーグの実直な性格に惚れこみ、Razfahdは彼を皇軍の将にならないかと誘う。


Zazarg : お引き受けしましょう。ですが、ひとつ約束していただきたい。最後まで自分を信用すると……。

  ザザーグの条件を飲み、こうしてザザーグは皇軍の配属の客将となった。

  ここで、Talhaalの休憩時間は終わり職場に戻らないといけない、と告げられる。代わりにザザーグはよくプライベートでワジャーム樹林の奥の遺跡で何か探しものをしていると情報を残し、Fari-Wariは詳しい捜索を冒険者にねだるのだった。


  遺跡のLeypoint付近で、冒険者はザザーグとの接触に成功。しかしザザーグは探し物をしているので話す暇はない、という。ワジャームのモンスターが落とした錆びたアイアン章を、冒険者は持っていた。それは、紛れもなくザザーグのものであり、思い出の品でもあった。それにまつわる話を、ザザーグは静かに語りだした。
  客将として迎えられたザザーグの部下として配属された者達とは広大な皇国領の片田舎から徴兵されてきた若い新兵懲罰代わりに憲兵に配属された荒くれ兵士ばっかりだった。問題児ばっかりだったと笑うザザーグだが、半年も経つと頼もしい仲間に育っていったと語る。


気さくに話す彼に人は集まる。

  そんなある日、事件が起きた。港にて不審者が見つかったとの報告が舞い込んできた。本来なら不滅隊があたる所だが、この不審者達は揃ってザザーグの名前を口にしていたという。


  たまたま流れ着いてきたバストゥークの漁師と名乗る彼らは白い鎧に身を包んだ、黄金銃士隊の面々だった。駆けつけたザザーグを見て喜ぶ一同。どうやらバストゥークでは組織改革が行われ、彼ら武闘派の形見が狭いらしい。そんな時噂でザザーグの出世を聞き、思わず追いかけてきた、と。


そんな彼らをザザーグは叱咤するのだった。


  一方、黄金銃士隊を尋問してた男Ashzalと上官のHalshaobは、ザザーグを快く思わない旅団の一員だった。流れ着いたのはバストゥークの工作員であり、ザザーグは彼らを引き入れたと事にし、不滅隊の干渉が入る前にザザーグを貶める計画を立てる。
  港では黄金銃士軍とザザーグ、そして現在の彼の部下達が押し問答を続けていた。そんな中、ビシージの警報が鳴り響いた。マムージャ軍が進軍してきたのだ。


過去と現在の部下達を連れて参戦に走るザザーグを止めたのはRughadjeen将軍だった。


ザザーグだけを連れ、他の者にはその場で待機を命じた。



  Rughadjeenは、敵の軍をザザーグに見せ、意見を聞きたかったようだ。現在迫っているのは陽動作戦、目的は別にあるのでは、と分析するザザーグ。丁度埋門が現在復興中で手薄だった。敵の本陣はそこが狙いと悟ったRughadjeenだが、戦力を割くには兵が足りない。


  単身で向かう覚悟のザザーグの元に、黄金銃士軍が再び駆け寄った。今は戦力が一人でもほしいところ。かつての部下を連れてザザーグは戦場へ走った。


ブワッ

ルガジーン:!?

敵前に豪快に着地

かつての部下も駆けつける。

ちなみにこれはビシージOPムービーと連結している。


  鉄格子に囲まれた部屋に場面は切り替わる。無事に少人数で埋門は護りぬかれた。しかしRazfahdは別件でここにザザーグ達を呼んでいた。


  祖国を断ち切り、突如現れた西方鉛の黄金従者達(敵の迎撃にも大いに活躍したと聞き、信頼できる将軍の同士かもしれない、と発言)に理解を示すRazfahd。しかし軍規を破った将軍を無罪にすることは許されない。処分は改めて下さねばならない、と。


  しかしザザーグの行動派意外なものだった。皇国にも祖国にも恩義を忘れていないザザーグ自身は、甘んじて刑を受ける覚悟である。しかし祖国を捨て密入国を企てたこの者達が黄金従者であるはずがない、と言い放ったのだ。


その拳でかつての部下を殴るザザーグ。

  その心境を察し、Razfahdはここに居る異国民達は流れ着いた漁師という事で不問にする、と決断する。


「その屈強な漁師の活躍で辛うじて皇都が救われたのは動かしがたい事実なのだからな……。」

  ザザーグの処分はRughadjeenに任せると言い残し、その場を去った。


  黄金銃士軍とザザーグは港に立っていた。己の身勝手な行動で祖国の家族も誇りも捨て、ザザーグに迷惑まで掛けてしまった。軍団兵から出直す、と新たに誓いながら。 別れ際に従士からある人から預かったと、共和アイアン章を受け取るザザーグ。


かつてザザーグ自身がもらった物だった。

  そして、今回の彼らの出航を手引きしたのはIron Eaterだと明かす。もしザザーグが「くさくさしていたら」つれて帰って来い…もし難儀しているようならこの勲章を渡して励ましてくれ、と。余計なお世話だと笑い飛ばすザザーグ。


  いつか再び「暴れる」約束を交わして、従士軍はバストゥークへ帰っていった。(Kaduru-Haiduruに飛ばされて。)
  その後、Rughadjeenに今回の一連で良からぬ噂が流れている事、鎧をまとった漁師たちの事で質問が民から殺到していると告げられるが飄々と構えるザザーグ。


  そんな様子に笑いながら、Rughadjeenはザザーグに五蛇将として力になって欲しい、と語るのだった。


  冒険者が持ってきた錆びたアイアン章、それはそのときのものだった。そしてこのLeypointはザザーグがはじめてアトルガンに降り立った場所だった。
  またビシージで共に暴れよう、いつものように豪快に笑いながらザザーグは帰っていった。




遠い祖国に思いを馳せる時もあるのかもしれない。

関連動画



最終更新:2008年10月22日 16:31