チェブキー兄妹
Chebukki Brothers
関連イベント
特記事項
- 長男Makki-Chebukki、次男Kukki-Chebukki、末妹Cherukiki。
- 三人の動機は一応「とうちゃん探し」。後に「有名になりたい」「金持ちになりたい」に派出していく。
- 専用ヘアカラー、専用コスチューム、専用モーションと優遇され気味。
- 三人で一緒に発動させる「メテオ」を使用。
- クリスタル大戦中「赤ちゃんだった」と表記があるので現在19~21歳。
- 生まれは20年前リヴェーヌにあったとされる羊飼いの集落。現在は当然壊滅しており、兄妹はタブナジアで保護されたと思われる。リヴェーヌもまた天変地異が起き、村の見る影も無くなっているが……。
最強の「糞樽軍団」
タブナジア地下壕で育ったタルタルの三兄妹で、大雑把な性格でワルな面もよく見せる。タブナジア地下壕では奔放に暮らしているが
Prisheには頭が上がらないらしい。行動力もすさまじく、トラブルメーカー。
タブナジアの騒動に便乗して外に飛び出す。
ルフェーゼ野で冒険者のアイテムを盗んだり抜け駆けしてリヴェーヌへと冒険へ出て行ったりウィンダスで隠し子騒動を起こしたりデジョンIIを敵にかけるという極悪戦法を使用したり味方を裏切って敵につき、そこからさらに裏切ったり上げればキリがないほどの騒動を各地で起こす彼らだが、一応は目的を持って行動しているようだ。元々はタブナジア地下壕の警備担当のような存在であったようで、バハムートの空間転移魔法により本大陸に飛ばされた後、折角だからと父親探しをすることとなる。
「とうちゃーん!」
最初にウィンダスに流れ着いた(?)彼らは、そこで辺り構わず著名人に一方的に父親だと迫っては、これまた一方的にやっぱり違うと言い捨てて遁走することを繰り返し、周囲に様々な誤解を撒き散らした。
その後ジュノに渡った頃から、目的が父親探しから富と名声を得る事に変わる。当初は権力者と見なした
Nag'moladaに取り付いて各地を回ったものの、結局途中で
Esha'ntarlに買収され恐怖のデジョンIIにより
Nag'moladaを強制送還する。
無論、そんな風に場面によってころころ立場を変えているようではまともな信頼など得られるはずもなく、結局は全て裏目に出てしまう。その後
Prisheに諭され、一時は元の鞘に戻ったが、懲りずに
Tenzenに取り入って「ひんがしの国」の偉い人になろうと目論んでた時期もあったようだ。
ジュノの幹部・首相・異国からの武士、果ては神までも利用しようと走り回る。
アル・タユに巻き込まれて到着した後は、門の開門などに協力するが、世界の終わりに来る者ことプロマシアに父親を願望する心、タブナジア地下壕のような貧しい生活とは決別したいという心を見抜かれ、甘い言葉に誘われてまたもや裏切る。その後、暁のイベントシーンにおいても邪魔したり(意図せずに)手助けしたりを繰り返す。最初から最後までトラブルメーカーなのである。
兄妹各人が個々に活動していることは全くと言っていいほどなく、諍いを起こすシーンもないことから兄妹間の仲は極めて良好なようだ。「個性的な三人」と言うよりは「三人揃って一個性」のようなイメージで、強烈な存在感を放っている。
基本的に会話・行動がシンクロしている。
裏切り伝説・プロマシアミッションでの足取り
- 初登場は「第2章 忘らるる聖者の島」冒頭。
- Bahamutを象徴する紫の閃光が空を横切るのを見て驚く。
- プロミヴォンからルフェーゼ野に飛ばされたNag'moladaと冒険者(プレイヤー)を発見。
- 気絶している冒険者から「不思議なアミュレット」を強奪。
- タブナジア地下壕で再会。突然冒険者に決闘を申し込む。Justiniusに殴られるが、「冒険者がPrisheのアミュレットを持っていた」からと責任転換。
暴走する三人にマトモな制裁が下される数少ないシーン。
- フォミュナ水道にて、突然登場し冒険者とNag'moladaを悪者扱いする。「どうせPrisheが戻れば死刑になるんだから」と冒険者達をミノタウロス討伐のおとりに使うように提案。
- Prishe、タブナジアに帰還。結局冒険者のアミュレットは彼女のじゃないと判明。三人は逃げ出す。
- リヴェーヌ岩塊群サイトA01に向かった冒険者とPrisheを尾行。ばれて怒られるが「お仕置きしないって約束したら戻るよ~。」と言い返す。
- Bahamutのもとを訪れた一行の前にMammetが出現。Prisheの加勢に走る。
「第3節 第2小節 をとめの記憶」では都合よく話を二転三転させる三人。
周りに迷惑ばっかり掛けてちっとも「をかしく」ない。
- 「第4章 迷い子の揺りかご 第2節<猛き者たちよ>」で再登場。リヴェーヌを目指すTenzenらの前に立ちはだかる。この時点で「ナグモラーダさま」と発言しており、寝返っているのがわかる。
- 「ござる」口調で、Tenzenを真似ている様子で煽ってくる。
- 力ずくの「デジョンII」で一行を帰そうとするが、Cherukikiが間違えて自分に掛けてしまったらしく、失敗。
- 怒ったJustiniusが三人をお仕置きすると言い、冒険者やTenzenらはリヴェーヌへ向かった。
- ボスディン氷河にて、プロミヴォンヴァズから抜け出た冒険者を発見。「またどざえもんか」「まぎらわしい」と発言。脈絡もなく再び「不思議なアミュレット」を気絶した冒険者から盗む。
- その場に現れたNag'moladaに「心配してましたぜ~」と媚をうる。Esha'ntarlがソ・ジャを動かした事をばらす。
- 立ち去るNag'moladaに「氷河の別の場所でPrisheが倒れていた」と報告を忘れたとあわてる三人。しかし「Prisheはほっといても死なない」「Prisheに見つかったらおいらたちが死ぬ」といい、放置することを決定。
- ムバルポロスで再登場。Selh'teusを「しょーねん」と呼び、ついてきた模様。その理由とは捕獲することにあった。
- Selh'teusを男神と信じているモブリン達と冒険者がBCで対決。勝利すると、何故かチェブキー兄妹がモブリンたちに勝ち誇っているムービーが流れる。
- 傷ついたモブリンを見て怒ったJabbosが三人を捕獲、檻に閉じ込める。三人は「ジュノのお偉いさんの使いだぞー!」とわめき散らす。
- 三人は死刑と言うモブリンに「男神の石像」を見つけたと嘘をつき、Selh'teusと交換で渡す、と持ちかける。しかし結局それは偽りであり、元々Selh'teus捕獲も「賞金のため」に躍起になっていただけと判明。
ま た 裏 切 り か 。
- 三人はそのままEsha'ntarlに同行してジュノに戻ったと推測されるが、次のイベントでは既に「戦闘艇を盗み出し、ジュノから乗り出した罪」で処分されていた。大公屋敷前を泣きながら歩き回る。
- そこをUlmiaが発見、保護。「ジュノを追い出されることになった」と泣く三人に「まぁ、どうして?あなたたちのことは、彗星のごとく現れた実力あるタルタルたちだと噂されていたわ。」と発言するUlmia。どこで噂になっていたのか非常に知りたい所である。
- 三人を心配するUlmiaに対して三人は「おいらたち、ちゃんとアメとムチ、騙しと裏切りのテクニックを駆使して……地元の人にわいろを渡したり、上官を見限ったり……出世街道まっしぐらの将来有望な官僚の卵になれてたのに……」と今までした事を暴露しつつ「Prisheが戻ってきたからここに居れない」と謎の理由で締めくくる。
- それを聞いていたPrisheは何故か三人に「しっかりしねぇとブッとばすぞ!タブナジアのみんなのこと、ウルミアのこと、よろしく頼むな!」と発言。どうにも話が噛み合ってない気がしてならない。
散々逃げ回って裏切り続け、砲台までぶっ放そうとした三人にどういう理由付けで親友と故郷を託そうとしたいのか、まったく見えてこない。
Prisheの器が広いのか、それとも単に描写が皆無に等しいからか。
- ルフェーゼに投げ出された冒険者はチェブキー兄妹を発見。気絶した三人を「ごそごそ」すると大公親衛隊制式指輪がもらえる。
- 意識を取り戻した三人は冒険者を見るなりBahamutを怒らせた犯人として「はなれろ~!」と逃げ去る。
- ミザレオの小屋で再会。「どろぼー」「大公親衛隊制式指輪を返せ」となじってくる。この段階ではTenzenのお供として登場している。再び「ござる」口調ではあるが、今度は「おトノサマ」とTenzenに媚びた素振りを見せる。
- Tenzenは三人と戻ると言い残す。それに続くように「覚えていろでござるよ~。」「忘れるなでござるよ~。」「あっかんぺろぺろぺ~。」と冒険者を挑発して去る。
- シド号に乗って真龍のもとへ向かう一行。突然ジュノからの飛空艇と思われる別の艦体から通信が入る。
- 「予告状:おまえたちのだいじなものはいただいていく。トノサマ空賊☆ちぇぶきっくす」
- 本来はPrisheの護衛・先導を任されていたという三人。しかしジュノの高級官僚は辞任し、新ジョブ「トノサマ空賊」を閃いたと発言。
- 何故か襲い掛かるTenzenとチェブキー兄妹。三人はTenzenを補佐する形でBC<武士道とは>に参加。
- そのまま巻き込まれるように一行と共にアル・タユに漂着。
- 神都防衛塔でMakki-Chebukkiと再会。「おいらたち、Tenzenのトノサマにだまされていたんだよ~」「トノサマの家来はトノサマの言うことをきかないと「セップク」なんだよ~」と発言。全部Tenzenが悪かったらしい。
- 防衛塔の操作の協力と引き換えに「だから~今まであったことは水に流して、協力しようよ。おいらたち、トノサマの家来やめちゃったし~」と一方的な取引を持ちかける。しかし3つの塔を同時操作しないといけない為、三兄妹の協力は半ば強引に必要とされている。
- アル・タユに入ってから「ジラートの王様」の声が聞こえると訴える三人。「一人で一万年も寂しかったはず」と三人は一方的に王様の子供になると宣言。「おまえのことは従者にしてやってもいいぜー。」等と冒険者に言う。
フ・ゾイの王宮への道が開放されたと同時に三人は冒険者を置き去りにして走っていく。
- 「ル・メトの園」内で幻聴が聞こえる一行。それはそれぞれの心の奥に潜む願望を具現化したものらしい。Tenzenは他のメンバーを峰打ちにし助ける。
- このとき三兄妹は意識はそのままで聞いた幻聴を明かす。「あの先に、とうちゃんもかあちゃんもいるんだ!」「とうちゃんもかあちゃんも、 みんなで一緒に暮らそうって言ってんだ!」「そしたらもう 寒くないしひもじくないし、 寂しくなんか悲しくなんかないんだ!」
唯一三人に同情する場面ではあるが、
Tenzenが峰打ちで救っていない事が気になる。
- まだ幻覚に翻弄されている様子の三人はプロマシア復活を喜ぶ。そしてヴァナ・ディールにPromathiaはアル・タユごと落として舞い降りるつもりであることを明かす。
- 世界の終わりが「終わった」と締めくくるPrisheに「終わりじゃないぞ~!!!」「おいらたちの~」「おいらたちによる~」「おいらたちのための~」「旅の☆始まりだ~!」といい、一行にデジョンガのような魔法を放つ。全員がヴァナ・ディールに戻ったような描写がなされる。
究極魔法「メテオ」
強力な魔法使いだったらしい彼らの母親は、三人に「メテオ」を教えていた。ただし、三人一緒にしか発動出来ない大技。
Makki-Chebukki:め~!
Kukki-Chebukki:て~!
Cherukiki:お~☆
失敗魔法「メテにょ」
Makki-Chebukki:メー!
Kukki-Chebukki:てー!
Cherukiki:にょぉぉぉー★
「…………」
Cherukiki:……リキんじゃった……
可愛さあまって何とやら……
この部分は管理人がプロマシアミッションを終了し一年以上経過し、ある程度内容も浸透して「それなりに」理解している「つもり」で書いたものである。あくまで主観であることを事前に明言させてほしい。
思い返すと出会いから既に喧嘩腰の三人。
ミッション冒頭などではそれなりに描写があったが、三人はしっかり怒るとそれなりに凹む。プロマシアミッション全般、誰もちゃんとしかってあげなかったからあれだけ暴走したのかもしれない。
しかし裏切りを重ね、妨害を重ね、悪化する事態を煽るだけ煽り、プレイヤーを含め多くのNPCも巻き込んだそのフリーダムすぎる立ち振る舞いは正直「糞樽」としか言いようが無く、時々可愛く取り繕ってみたり、その場の勝ちそうな方の味方になったり(悪者であっても権威がある方になびく)、知らぬ存ぜぬを貫き通したり、果ては泣き落としまで使ってくる。プレイヤーに対しては最後の最後まで裏切り喧嘩を売りメテオまでかまされそうになった挙句、「さざんがきゅー」で濁されている始末である。上記のストーリーの流れを見て貰ったら判ると思うが、はっきり言ってプレイヤーに友好的な姿勢を見せることは一度たりとも無いといえる。
全員がピンチになると基本的にパニックしているだけ。
基本的に謝罪や「可愛い」と思わせる場面は皆無に近い有様で、おそらくネガティブな要素は「時々魔法を失敗しちゃうの☆」的な演出で中和を図っているのだろうが、むしろ逆効果になっているのではないだろうか。プロマシアミッションの「超展開」の中のコミックレリーフとして登場している「つもり」ではあると思うが、どうにも笑いのタイミングというか、笑いどころが分かり辛くて逆に失笑を誘う結果になっている気がしてならない。
ちなみにこの三人は一応19~21歳と年齢がある程度推測できる要素がクエストなどで盛り込まれている(ミッションでは判らない)。この年齢は現実世界で言うと「ゆとり世代」といわれ、最近何かと騒がれている世代でもある。それに対する痛烈な風刺で作られたキャラクターなら、ある意味凄いとも思う。他人に厳しく自分らには甘く、何かと妄信しては暴走しやすい、一方的に逆ギレをおこす、明白に自分の責任だとしても謝らない等、いわゆるゆとり世代に関する問題点(?)と非常に似通った性格付けが妙に目に付く。
最終決戦も含め、彼らがなぜプレイヤーに執拗に対立しているかが不明すぎる。
母親は幼い時期に亡くなり、父親も長らく行方不明という複雑な家庭環境を差し引いても釈然としない部分が大きい。最後はきれいにまとめた雰囲気にしているものの、その被害が大きい為「メチャクチャだけどどこか憎めない」キャラクターという風に見られるにはあらゆる面でヘイトを稼ぎすぎた感が否めない。
冒険者の行く手を阻み続ける三人。その意図も不明なままうやむやに終わらせられる。ちなみにこの場面では冒険者を
Prisheらから魔法で強制的に引き離し拉致し、これから殺そうとする(戦闘BCに突入する)時の登場シーンであり、自分らでクルクル回りながらクラッカー等を鳴らす。憎まれ役とはいえ、ここまでくると正直シナリオライターの悪ノリを通り越した悪意すら感じる。
なお、彼らのエンディングに関しては
こちらを参照願いたい。
プロマシアミッションを終えた最後のムービー(エンディング)では、ようやく再会を果たしたパパンと、生誕の地リヴェーヌを訪れている。
最終更新:2008年10月24日 17:45