Rughadjeen (詳細・ネタバレ編)


  • エルヴァーン♂、4B(黒髪)、アルザビG-7
  • 五蛇将・天蛇将(Skyserpent General)ルガジーン(Rughadjeen)
  • 五蛇将の大将。他の将軍は彼が任命した。
  • ビシージ時はウルタラム大通り(Ulthalam Parade)防衛担当


関連事項
  • 傭兵にも敬意を表し、共に戦う同士として歓迎している。
  • ジョブ設定は「ナイト」。

ビシージ時の技・セリフ
  • 必殺技「ビクトリービーコン」発動時
 「くじけるな、諸君ッ!勝利の女神は我らと共にあるッ!! 」
  • インビンシブル発動時
 「敵もまた必死。ならば、我、護国の楯とならん。」
  • WS発動時
 「正義の刃、受けてみよ!」

マーシナリキャンプ
番外編のBCとして、参戦NPC達には独自のセリフが新たに作られている。
Counselorと称され、今回は教官として傭兵とスパーリングしてる設定のようだ。

戦闘開始時:ん、私か?いいだろう……一戦、お相手しよう。
途中参戦:どうした?なにをてこずっている!?


Gadalar 戦闘時 途中参戦:おい、ガダラル教官。背中がガラ空きだぞ!
Zazarg 途中参戦:む、ザザーグか?すまない、頼むぞ。

WS発動:愛の刃、受けてみよ!
2Hアビ:諸君、見事だッ!ならば、私も奥儀を尽くそう。(インビンシブル)
必殺技: 諸君、やるなッ!ならば、我も全力で応えん。(ビクトリービーコン)

撃沈:ゴホッ、ゴホッ……諸君、うれしいぞ!これで安心して聖皇さまを……
PC撃沈: 諸君、どうした?立て。立って戦えッ!そんな体たらくでは傭兵失格だぞ!


クエスト「天駆ける剣」

  五蛇将の過去・入隊の経緯を語る連続クエスト、通称「五蛇将クエ」の第1弾。ルガジーンが天蛇将に任命される経緯と、聖皇に忠誠を誓う理由などに触れている。


「天駆ける剣」のルガジーン関連事項
  • だいじなものは「ライラックk色のリボン」
  • 部下のBiyaadaはなぜかGadalarとのエピソードを語りたがる。(他のクエストでもルガジーンとガダラルの話を持ちかける)
  • 2年ほど前のこと。当時は、ミッサード(Missahd)という皇族の元帥が、 西部方面軍の総指揮をしていて、ルガジーンはその麾下で大隊長を任じていた。

「天駆ける剣」ストーリー



  シャラトト茶店にて、見掛けないタルタルが佇んでいた。彼の名はFari-Wari。冒険者と同じく西の大陸から訪れえた旅の吟遊詩人で、この町へ新たな英雄の唄を奏でる為に来たのだという。早速茶店に訪れた女性兵をナンパ、もとい取材の交渉を始める。彼女はBiyaada、天蛇将ルガジーンの腹心であった。上官を讃える唄に若干興味を持ちながらも、今は現場が立て込んでいるので時間が裂けない、と取材を断る。それでもなお縋り付くFari-Wari、冒険者を付き人と称し、何でも加勢するから、と言い出した。冒険者を「傭兵」と認識したBiyaadaは、事情を説明する。


  迎撃のために軍の指揮を執っていたルガジーンは、一瞬の隙を突かれ、「ある大事なもの」を紛失してしまったという。Biyaadaの予測だと敵兵がそれを持ち去り、戦果の水増しに使ったのではないか、と。指揮官であるルガジーンは兵の前では平然を装っているが、時々気落ちしている所を目撃しているという。戦況を考えるとルガジーンもアルザビを離れることもできず、またBiyaadaが探しに出かけたとしたら、自分のために部下が持ち場を離れたと知った時のルガジーンの嘆きを想像すると、それもできないらしい。その捜索を、ルガジーンの武勇伝と引き換えに冒険者に頼むのだった。
  そして出かけた先で冒険者が見つけたものは「ライラック色のリボン」だった。
  冒険者が持ち帰ったそのリボンに、見覚えがあるというBiyaada。きっと探し物はそれに違いない。喜んだBiyaadaは、快くルガジーンの話を提供することにした。


その頃のルガジーン

  時は2年前にさかのぼる。近々、敵が大規模な攻勢に出る兆候を見せているのに、軍は動かない事にルガジーンは業を煮やし、早急に対処すべきだと上官に進言していた。増援を待っていたらアルザビにまで戦火が及ぶ、と。しかしバルラーンの城壁があると言い、なおも渋るMissahd元帥に、更にルガジーン自身が練っていた、夜襲の案を提案する。


Missahd :……ルガジーンくん。
Rughadjeen : このまま、手をこまねいていては、バルラーンラインを一点突破され、防備の手薄な皇都が火の海となる危険性すら……。
Missahd : ルガジーン!!
Rughadjeen :……はっ。
Missahd : そろそろ口を慎みたまえ。たかが、大隊長の戦術レベルの具申を、くどくど聞いているほど、吾輩は暇ではないのだよ。
Rughadjeen :……。
Missahd : なんだね、その不敬な態度は?よかろう……ルガジーンくん。貴様を本日付で大隊長より解任する。
Rughadjeen :……なっ!?
Missahd : 上官不敬罪により鞭刑を受けた後、一兵卒として原隊に復帰。後任の指示に従いたまえ。
Rughadjeen :……はっ。
Missahd : ふん……。戦略も知らぬ、たかが大隊長風情がでしゃばりおって……。

  なんと、その場で言い渡されたのは、解雇だった。そしてルガジーンが兵卒の服に着替えて白門を出て行った時、彼の耳に届いたのは、ワジャームのバルラーンラインが突破され、大量のトロール軍兵がアルザビを包囲している、という戦況の知らせだった。


  Missahd元帥が口にした「バルラーン城壁の大量の軍勢」も、後続してきたマムージャ蕃国軍に翻弄されているという。ルガジーンの指示を伺う兵士たちに、ルガジーンは解雇の話をした。


しかし兵士たちが指差したのは、走り去るMissahdの姿だった。部下と兵を見捨て己の保身の為に逃げるのか、と憤るルガジーン。


そのまま踵をかえし、残った兵に臨時の指揮官として指示を飛ばした。


ルガジーンの予想通り、トロール兵はアルザビに雪崩れ込み、市街戦になった。


ルガジーンは兵達に市街の建造物を破壊されても放棄しろと伝えた。全てを賭けて街の人々を守れ、と。


しかし、そこでルガジーンの目に止まったのは、戦火の中駆けて行く少女の姿。副官に現場の指揮を任せ、ルガジーンは彼女を追った。




  燃え盛る見張り塔の中でAphmauOvjangは、逃げ遅れた子供を見つけた。


救助に向かう彼女たちを追いかけるルガジーン。


しかしそこにトロール兵が立ちふさがった。


  ルガジーンが切り伏せた頃には彼女を見失ってしまった。更に塔へ駆け寄ると、Ovjangが、逃げ送れた子供を抱えて出てきた。そして、その場で前のめりに倒れてしまった。


共に居た少女を心配し、ルガジーンは塔の中へと進んだ。


そこにはAphmauが横たわっていた。


崩れ落ちる塔から何とかルガジーンはAphmauを救出できた。


  意識を取り戻した彼女は、助けようとした少女が無事と知り安堵する。命を粗末にするなと叱咤しながら、ルガジーンは彼女の勇気に感動もしていた。


  そして彼女は、ルガジーンにこうつぶやいた。「……街では、あなたを必要としてる人が、まだまだいるはず……。だから……はやく行って、助けてあげて……。」しかしまだ戦乱の中、助け出した子供二人を置いていくわけにもいかず戸惑っていた彼の前にRishfeeが駆け寄った。


Rishfee : ご、ご無事でございますか?どこか? どこか、お怪我は!?
Aphmau :……だいじょうぶよ。
Rishfee : よかった……。じゃなくて!御身になにかあったら、どうするんですか?ご自重ください!!
Aphmau : ご、ごめんなさい……。
Ovjang : (りしゅふぃーハしんぱいガ、すギルトおもウゾ。)
Rishfee :……アフマウ様、あの者は?
Aphmau : 彼は、わたくしのために……


そこで、Aphmauはルガジーンの腕の傷に気付く。



彼女を抱えて塔から脱出したときに負ったものだった。髪の毛のリボンをほどき、包帯の代わりに、彼女は応急手当に使った。


のちの「だいじなもの」。


名前を尋ねる彼女に、ルガジーンは皇国軍の兵士とだけ答えて戦場に戻っていった。これがルガジーンとAphmauの出会いでもあった。

  その後戦線に復帰したルガジーンの指揮により、無事に皇都をトロールとマムージャから守り抜いた、とBiyaadaは締めくくった。ハッピーエンドをわくわくしながら促すFari-Wariだったが、ルガジーンは非常事態とはいえ、越権行為があったのは事実。下された謹慎命令に、ルガジーンは唯々諾々と従い、営舎で軟禁生活を送ることになったという。そんなある日のことルガジーンのもとに使者が来られ、皇宮への召喚命令が伝えられた。聖皇NashmeiraRazfahd宰相と謁見するルガジーン。謹慎中のルガジーンを憂い、兵たちが皇室に嘆願書を山のように届けたのだという。


Nashmeira :……わらわも同感ぞ。そなたは皇都を……そして、ひいてはわらわを護った最大の……
Razfahd : 陛下……。
Nashmeira :………………。
Razfahd : ルガジーン殿よ。勅命により、貴公を天蛇将軍に任命する。……皇国のため、そなたの命、捧げてほしい……。
Rughadjeen : 身に余る光栄。我が身、朽ちるまで、全身全霊、御仕え致しまする。
Razfahd : たのもしい限りだ。そこにある大剣は陛下からの贈り物。勇者バルラーンが帯びていたと伝えられる国宝の霊剣である。
Nashmeira :……そなたこそ、その所有者に相応しかろう……。


アウゼンが親指をグッ

Razfahd : さて、天蛇将よ。最初の任務を与える。貴公も知っていよう。現在、我が国は東西に憂いを抱え古今未曾有の危機にある……。これからは、門閥や序列によらぬ、有能な将が必要となろう。来るべき決戦に備え、貴公が人材を集めよ。
Rughadjeen : 御意。……この足で探し、この目で見、アトルガン屈指の猛者、必ず揃えて御覧にいれまする。
Nashmeira : そなたの働きに、期待しておるぞ……勇壮なる天蛇の騎士よ……。


  こうして、天蛇将・ルガジーンが誕生したのだった。その後、トロールとマムージャが戦力を回復できないことを確認すると、すぐに、東方の視察に赴き、独りヤグードの群れを相手に戦うGadalarと出会った、とBiyaadaは続ける、が……
  マムージャが街に潜伏していたとBiyaadaを探しに来たルガジーンがその場に登場する。感極まったFari-Wariは叙事詩『天駆ける剣』を作ると張り切る。そんな彼を放置する形でBiyaadaは冒険者をルガジーンに、リボンを見つけた者として紹介する。そのリボンはルガジーンにとって、殺伐とした戦いの日々の中で、あの日の勇気と慈悲の心を思い出させるものだった。改めて感謝の気持ちを冒険者に伝えるルガジーン。


Rughadjeen : ああ、詩人どのにもな……。単身、敵の都に乗り込むような勇敢な傭兵と、くつわを並べて戦えること、私は誇りに思うぞ。

その後Fari-Wariが作り出した『天駆ける剣』が街で話題となっていった。


最終更新:2008年11月09日 21:12