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宰相府帝國軍兵器開発コンペ「大型I=D」部門:ヴァンダナ

最終更新:

vandana

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大型I=Dデザイン:03-00047-01:ヴァンダナ



対艦隊用大型I=D Code Name:“アル・フィーネ al fine”


“全ては、主のために、建造された”




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 <基本スペック>
 全高:32m
 全幅:27m
 全長(カーゴ含め):30m
 搭載武装:ジェネレータ直結式荷電粒子砲×2
       :フレーム一体式荷電粒子砲×1
       :対空迎撃用レーザー×18
       :指向性レーザー砲×72×4









<宰相府帝國軍兵器開発コンペ>応募作品

●大型I=D
○要点・一般性能要求等
t:要点={
 一般性能要求
 大型I=Dは宇宙での戦いを想定した25m以上の大きさを持つI=Dを言う。
 火力はレーザー砲を主として装備し、スペースデプリを自動迎撃する小型レーザーをも装備し、地上に精密ではないものの、爆撃を敢行するすることも出来る。
 まれに地上での運用を意図してつくられるものもあるが、これらは移動要塞として運用された。


○元帥からのコメント
帝國軍の象徴的な存在になればと思います。必須の条件は対艦隊運用、対空能力があり同調判定のサポート機能が要求スペックになります。
#種別的には航空機、Ⅰ=Dである事が望ましいです。







 I=D解説

 “アル・フィーネ”。音楽用語で「終わりまで」という意味である。
 それにどのような意味を持たせるのかは、製作者の意図ではない。製作者の責任は、無事に完成させ、無事にそれを鞘に収めることである。
 だからこれから記述される文章は、製作者が設計するにあたって書いた落書きである(信憑性は皆無)。




 <開発者手記(外部からの編集あり)(編集者:不明)>


 -1-

 対艦隊運用と、帝國の象徴。そのコンセプトに私は心を躍らせた。
 私はまぎれもない、にゃんにゃんである。だがしかし、“国境無きメカ技族”というスローガンを掲げ、設計に着手する。
 手抜きなど一切するものか。作るならば最高級。種族の枠など、さらに関係ない。

 たった一人だけで“国境無きメカ技師団”を掲げるが、ちょっと、寂しいと思うのはここだけの話である。



 -2-


 高出力、高機動、高火力。
 さながら騎士のごとく片手剣を構え、さながら騎士のごとく盾を構え突撃する。
 大型I=Dでありながら先陣を切り、大型I=Dであるが故に敵を容赦なく殲滅する。
 トモエリバーの意志をそのままま受けついたかのようなコンセプトは、それが帝國の象徴であると心から尊敬の意を込めているからである。



 <荷電粒子砲“グランディオーソ”>
 メインジェネレータを両肩と背中に搭載し、さらに余剰動力として腰にサブジェネレータを搭載する。サブジェネレータは補助推進機としての役割も持っているが、同じ腰部に搭載した荷電粒子砲の電力汲々としても活用される。
 出力は両肩の荷電粒子砲を上回り、それだけでも戦艦以上の威力を誇る。
 しかし発射のたびに冷却を必要とする欠点があり、磁場の調整に時間がかかるため連射が効かないという側面を持つ。


 <対空レーザー“アパッシオナート”>
 それを補佐するべく左右に九機ずつ備わっている対空レーザーにより、接近するデブリやI=D、ミサイルなどを迎撃する。
 こちらは威力も迎撃に秀で、アル・フィーネのFCSにより射撃管制を行う。いわば自動迎撃装備である。


 <指向性レーザーコンテナ“カデンツァ”>
 しかし防御に回るだけではない。本来、防御によって粘り強く耐えるコンセプトではないのだ。攻撃は最大の防御とは、よく言ったものだ。
 背部のカーゴコンテナ。独立したジェネレータを内蔵したコンテナは、上層と外側の面だけで百四十四機の指向性レーザー砲を兼ね備えている。誘導性は低いものの、面に対しての弾幕に優れる。


 <斬艦刀“タクト”>
 また、戦艦に近接した場合、片手用の斬艦刀を装備することが可能である。肩刃の剣で、峯に装甲切断用のブースターユニットを搭載している。主に薙いだり叩きつけて無理やり叩き斬るのが用途である。
 指揮棒としては無骨であるのが欠点だろうか。


 <対レーザー実盾“ノビルメンテ”>
 表面に対レーザー加工を施した流線型上の装甲。何層も重ね合わせた装甲版は非常に堅牢で、特に耐熱に優れる。
 表面を磨くために用いられたリフレクト・ワックスにより、レーザーを拡散、放熱を行う。
 シールドの裏には表面冷却用のラジエーターを備え、やや小型ながら充分すぎる防護力を誇る。反面、質量弾には弱いという側面を持つ。



 -3-

 桁外れの出力を誇るメインジェネレータとサブジェネレータだが、本来の目的は戦術において、その“特性”を変化させるための“余裕”である。
 “シフト・テンポ”システム。火力重視か機動重視かに分ける、機体を特徴付ける機能である。

 <モデラート・シフト>
 “中庸で”、という意味を持つシフト。
 推進、火力とバランスの取れた状態。基本はこの状態である。

 <プレスト・シフト>
 “急速に”、という意味を持つシフト。
 荷電粒子砲への電力汲々を減らし、代わりに推進系への出力を上げている。
 シールドを構え突撃し、艦隊の懐まで飛び込む突撃仕様である。

 <ヴィヴァーチェ・シフト>
 “活発に”、という意味を持つシフト。
 推進系への電力汲々を減らし、代わりに荷電粒子砲への出力を上げている。
 荷電粒子砲の電力、冷却に裂き、連射速度を上げた砲撃仕様である。



 -4-

 コアブロックは胴体にある。堅牢な球状のシェルで覆われており、パイロットの生存率を高めている。
 パイロットは合計で六人。
 キャプテン(機長)が一名。ドライバー(総舵士)が一名。ファイアマスター(火気管制士)が一名。
 オペレーター(管制員)(コ・パイロット)が四名。
 コ・パイロットは一名をアル・フィーネのサポートに、残る三名を指揮下にある他部隊との連携に当てる。
 運用上、大部隊との運用を想定しているため、同調行動を可能とするべくAWACS級の電子装備を備えている。頭部に備わったレーダーブレードをかねる角が、その証だ。
 妨害には向いておらず、宙域管制だけに特化している。特に砲撃仕様のヴィヴァーチェ・シフト時には各部隊と連携した飽和砲撃を行い、対象を殲滅する事を可としている。



 -5-

 昔から騎士の飾りはヘルメットと角であった。そのため、アル・フィーネも例に漏れず、しっかりと目立つ装飾を飾っている。
 黄金の角に真赤な髪飾り。白銀の装甲と表面に彫られたエングレーブ。特にエングレーブは職人が少しずつ彫っていったもので、非常に手間隙がかかっている。
 象徴がかっこ悪いと言われたらおしまいだ。見栄を張って、損はしないはずだ。




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対レーザー実盾“ノビルメンデ”を装備していない状態。




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バストアップ。複眼レンズの頭部は多彩な情報収集を行うためのもの。
長大な角は通信と威厳を加ね、髪飾りは高潔な誇りを表している。
プレートを複数合わせているようなフレームである。





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肩アップ。ジェネレーターと直結した主砲と迎撃レーザーユニット。
ここからでは見えないが、裏にはメインスラスターユニットが納まっている




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腰アップ。フレームと一体化した主砲。その威力は凄まじいの一言に尽きる。
左右と後ろに備えているサブジェネレーターはメインジェネレーターと同規模の出力を誇る。
また、それ自体にも推進器を兼ね備えている。




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背面のバランスを整えるために描かれた参考資料




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肩ブロックの推進システム。
プレートフィンによるスラスターを用いている。
コンテナとの接続部。その下にはもう一機の推進器が。




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コンテナの展開ギミック。実質武器庫(アーセナル。









 -6-

 最後に。
 製作者のメッセージがあったので、ついでに乗せておきます。

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「――えー。と言うわけで、これを読んでくださっている皆様、閲覧ありがとうございます」
「このようなへっぽこメカ技族、ここまででかいイベントに参加できることを恐悦至極に思っております」
「もうヘコヘコです。足もがくがくです。猫も参加可能って描いてありましたけど、正直緊張しまくりです」
「今回は帝國の大型I=Dというお題でありまして、本格的にアレコレ調整しながら、納得いくまで描き込んだのは、実はこれが始めてであります」
「腕の位置とか胴体の大きさとか、ああでもないこうでもないと右へ左へ上へ下へ左へ右へと、気づいたら上上下下と行ったり来たりしながら迷走もしています」
「描くと決めたならば全力で挑みます。最高傑作を作ります。そんな意気込みの元にデザインされたアル・フィーネ。文族でもないにも関わらず、このような説明文も書いてしまいました」
「やりすぎです。反省してます。だけど後悔はしていません。多少なりと補完してくれれば嬉しいです」

「無事に当選することを願って――、これにて“アル・フィーネ”の記述を終えます」


「以上、ヴァンダナ@FEGでした!!」





「あ、あと、落選しちゃったら落選しちゃったらで、どうせだったらFEGに配備してくれませんかとちょっとだけ考え(以下省略)」
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