始めに

現状ではCPU・グラボが一定のスペックを満たしていれば、
動くソフトは大抵普通に動きます。
ただエミュ側が対応しておらずFPSが下がってしまう場面
(普段は60FPSだが、イベント等になると人が多くなくても40FPSに下がってしまう等)では、
一定のスペックがあればそれ以上スペックを上げてもあまり改善されません。
そういう場面ではCPUクロックを3.0GHzから4.0GHzに上げても、出る差は僅かです。
またそういった場面ではグラボを変える事でFPSが上がる可能性もあり、
CPUをOCした時のFPSの伸び率もグラボの性能にある程度依存します。
エミュレートが上手くいっており、スペックにある程度左右される場面でのみ、
スペックを上げる事で速度が改善されます。
どれだけクロックが上がったとしても、表示バグや起動自体が行えないソフトは
それらがクロックアップで解消される事はありません。

CPUとグラボはどちらも速度と密接に関係しており、
今のところどちらの方がより速度に影響するかは一概に言い切れません。
現状ではGeforceの場合シェーダー数が100以上あるグラボを目安に選べばいいようです。
RADEONの場合、単純にシェーダー数・フィルレートを比べるだけでは判断が難しいので、
下記の目安の項にある検証と予想を読んで判断しましょう。
どちらもソフトにより必要スペックは変わり、低スペックで定速で動くものを高スペックで動かしても、基本的には変わりはありません。
ですので結局はやりたいソフトと相談して自分で考えるのが最適なスペックです。

またグラボはGSdxでHardWare、またはZeroGSを使った場合、
ゲームの速度にかなり影響します。
GSdx9 0.9.0まではShader Ver 1.1~1.4をサポートしていましたが、
0.10.0以降はPS 2.0以降しかサポートしていないようです。

■DirectX 8.1 (PS 1.2~1.4 / VS 1.1)
Geforce 4xxx以降 / RADEON 8500以降

■DirectX 9.0 (PS 2.0~3.0 / VS 2.0~3.0)
Geforce 5xxx以降 / RADEON 9500以降

■DirectX 10.0 (PS 4.0 / VS 4.0) (要Vista)
Geforce 8xxx以降 / RADEON HD 2400 Pro以降

起動するには最低でもDirectX 9.0をサポートしたグラボが必要になりますが
ある程度の速度で動かしたいのであれば
下の推奨スペッククラスのグラボが必要になってきます。
DX10はGSdxの一部バージョンでのみ対応していますが
現状ではDX10で一部のゲームが速くなりますが差はあまりありません。
(メモ・動作報告参照 ※将来的には不明です)

尚、ドライバを変えるだけで、おかしい表示が直ったりする可能性もあります。
あまりにも古いドライバや、対象外のドライバを無理に適用等してる場合、
ゲーム起動不可という現象なども発生しますので、ソフトに関わらず無理という場合
試しに推奨されるドライバを入れてみるのも簡単な対処の一つです。

↑を考慮した上での最低限必要なスペックと推奨スペック

■最低限必要なスペック
■CPU:Core2Duo 2.0GHz以上 / Athlon64 X2 2.6Ghz以上
■メモリ:1GB以上
■グラフィックボード:Geforce7900GT以上 / RADEON X1900GT以上
■OS:WindowsXP以降 / Linux
※↑一部の最適化されたゲーム・ある程度の再現性を持つ2Dゲームが動くレベル

■推奨スペック
■CPU:Core2Duo 3.0GHz以上 / AthlonII X2 3.2GHz以上
■メモリ:2GB以上
■グラフィックボード:Geforce8800以上 / RADEON HD3870以上
■OS:WindowsXP以降 / Linux
※DirectX10(もしくは11)対応のプラグインを動かす場合、Vista以降のOSが必須
Windows7は現在公式では非対応のOSですが、動作確認の報告があるためある程度は動くようです(不具合・速度低下などの報告あり)

↑の最低限・推奨スペックを満たしていても、動かないソフトは動きません。
現在エミュ側の問題で動かないものの方が多く、
単純なスペックアップだけではどうしようもない場合が多々あります。
推奨スペック以上にスペックを上げても、現状では効果が薄いと思われます。
またPCSX2は現在クアッドコアをサポートしていないので、
クアッドコアでもクロックが同じデュアルコアと同程度の速度になります。
Vistaの場合、クアッドだとOSの負荷が分散されるため、一部でデュアルコアより若干FPSが伸びる傾向にあるようです。

動かない場合は、ソフトウェアの更新を待ちましょう。

動かしたいソフトの必要なスペック(目安)

最初に書いたように、エミュ側が対応(最適化)していないソフトはどんなにPCのスペックを上げても動作が軽くなることはありません。それで軽くなったとしても、投資した金に見合わないことが多いでしょう。
しかし、PS2ソフト動作報告 公式サイト で快適に動作するという報告があるソフトの場合、"ある程度のスペック"があれば実機と同程度のプレイができるはずです。
しかし"ある程度のスペック"はソフトによって全然違ってきますので、たとえ先ほど書いた推奨スペックと同程度・それ以上のPCが手元にあったとしても、動かしたいソフトが必ず快適に動作するとは限りません。
手元に動かしたいソフトがある場合、そのソフトが要求する"ある程度のスペック"が簡単に分かる方法があります。

1.プレイ準備プレイ方法を見て、本体のバ-ジョンが0.9.7以降の環境でPS2ソフトが遊べる環境を構築します
このとき、新旧様々なプラグインを用意したほうがいいでしょう
2.動かしたいソフトを1で構築した環境でプレイしながら、一番重い(一番FPSの低い)ところを探します
この間に、動作報告などを参考にプラグインをいろいろ変えてみて一番再現度が高く、動作も軽い構成を探すといいでしょう
3.一番重い(一番FPSの低い)ところを見つけたら、そのときにタイトルバーに表示されているEEとGSの負荷(%)とFPSの数値(%)をメモにとっておきましょう
4.3でメモにとったEEとGSの負荷(%)を比較して

もしEEが90%以上の負荷だった場合
CPUを上位クラスに買い換えるか、オーバークロックで早くしたほうがいいでしょう
(CPUの)今より必要な性能=(今使ってるCPUのクロック) × (60 ÷ 一番重いFPS) 以上
CPUの性能は CPUパフォーマンス比較表 CPU指標チェッカ を参考にするといいでしょう。

もしGSが90%以上の負荷だった場合
GPU(グラフィックボード)を上位クラスに買い換えるか、オーバークロックで早くしたほうがいいでしょう}
(GPUの)今より必要な性能=(今使ってるGPUの性能(クラス)) × (60 ÷ 一番重いFPS) 以上
GPUの性能は↓に書いてある「グラフィックボードの目安」や GPUの性能比較 を参考にするといいでしょう。

例1:EE=50%、GS=92%、FPS30の場合、グラフィックボ-ドの性能を大幅に上げないとFPS60で快適にプレイできない上、CPUとの性能差が釣り合わないことになります
例2:EE=93%、GS=75%、FPS25の場合、CPUはもちろんですがグラフィックボ-ドの性能も上げないとFPSが60までいかない可能性があります。

※この方法は正確に性能を測る方法ではありません。あくまで目安・参考にしてください。
※動作速度はプラグインの構成、本体のバージョンによって大きく変わることがあります。

グラフィックボードの目安

スレでの検証で傾向が出ましたが、確実にこの通りになるとは限りません。あくまで目安に。
CPUに比べGPUはOCの効果が薄く、フィルレートとシェーダー数が高い物を目安に選ぶといいようです。
合わせてよくある質問・メモの検証結果も読みましょう。

※検証例:8800GTと9600GTではInternal resがデフォ(1024x1024)で最大2倍近く差が出た
※ノート用GPUは同列の物でもかなり性能が落ちます。

なお、PCSX2 Playgroundの開発者の一人であるCottonvibes氏は、http://forums.pcsx2.net/thread-2434-post-11780.html#pid11780で次のように述べている。
i've seen people say nVidea cards perform better with GSdx than ATI's 4xxx cards.
i'm not sure if the latest ati drivers fixed this problem.
anyways, if you're going to upgrade for pcsx2, then its safest to go with nVidea.
(邦訳) GSdxでは、nVidiaのカードの方がATIの4xxxシリーズよりも良いという話を聞きます。最新のATIのドライバで問題が解決しているかは分かりませんが。ともあれ、PCSX2用にアップグレードするなら、nVidiaにしておいた方が安全です。

PCSX2でのグラフィックボード目安表

Geforce

(シェーダー数が100以上のグラボ推奨)
    フィルレート   シェーダー 
 GTX 590   777億/秒   512x2 
 GTX 580   494億/秒   512 
 GTX 570   439億/秒   480 
 GTX 560 Ti   525億/秒   384 
 GTX 560  454~498億/秒   336 
 GTX 550 Ti   288億/秒   192 
 GT 520   65億/秒   48 
 GTX 480   420億/秒   480 
 GTX 470   340億/秒   448 
 GTX 465   267億/秒   352 
 GTX 460   378億/秒   336 
 GTS 450   251億/秒   192 
 GT 440   130億/秒   96 
 GT 430   112億/秒   96 
 GTX 295 55nm   922億/秒   240×2 
 GTX 285 55nm   518億/秒   240 
 GTX 275 55nm   506億/秒   240 
 GTX 280 65nm   482億/秒   240 
 GTX 260 55nm   369億/秒   216 
 GTX 260 65nm   369億/秒   192 
 GTS 250 55nm   472億/秒   128 
 GT 240 40nm   △176億/秒   96 
 GT 220 40nm   △100億/秒   48 
  210 40nm   △47億/秒   16 
 9800GX2(2枚)   768億/秒  128x2 
 9800GTX   432億/秒   128 
 9800GT   336億/秒   112 
 9800GTGE   億/秒   112 
 9600GSO   264億/秒   96 
 9600GT   208億/秒   64 
 9600GTGE   億/秒   64 
 9500GT   88億/秒   32 
 9400GT   36億/秒   16 
 8800GTS   416億/秒   128 
 8800Ultra   392億/秒   128 
 8800GTX   368億/秒   128 
 8800GT   336億/秒   112 
 8800GS   264億/秒   96 
 8800GTS(旧)   240億/秒   96 
 8600GTS   108億/秒   32 
 8600GT   86.4億/秒   32 
 8400GS,8400GT   36億/秒   16 
 7950GX2(2枚)   240億/秒   pp24x2 vp8x2 
 7900GTX   156億/秒   pp24 vp8 
 7950GT   132億/秒   pp24 vp8 
 7900GT   108億/秒   pp24 vp8 
 7900GS   90億/秒   pp20 vp7 

※2枚挿しした場合、PCSX2でその数値通りの効果が出るかは未検証
△wikipediaからの数値http://en.wikipedia.org/wiki/GeForce_200_Series

現行のビデオカードで、そこそこ性能・値段重視なら9800GTがオススメです。
9600GTは、かなり微妙です。

Radeon

憶測の数値はあるものの、HD2400台以降一部で正確なフィルレートが公表されていない。
フィルレートはゲフォと同じくHD2400~2600は前世代ハイエンドより下と思われます。
HD3400台も同上。
    フィルレート   シェーダー 
 HD7970   1184億/秒  2048 
 HD7950   896億/秒  1792 
 HD6990   796億/秒x2  1536x2 
 HD6970   845億/秒  1536 
 HD6950   704億/秒  1408 
 HD6870   504億/秒  1120 
 HD6850   372億/秒  960 
 HD6790   336億/秒  800 
 HD6670   192億/秒  480 
 HD6570   156億/秒  480 
 HD6450 DDR3   50億/秒  160 
 HD5970   1160億/秒  1600×2 
 HD5870   680億/秒  1600 
 HD5850   522億/秒  1440 
 HD5830   448億/秒  1120 
 HD5770   340億/秒   800 
 HD5750   252億/秒   720 
 HD5670   155億/秒   400 
 HD5570   130億/秒   400 
 HD5550   88億/秒   320 
 HD5450   52億/秒   80 
 HD4850x2,HD4870x2   億/秒   800×2 
 HD4890   億/秒   800 
 HD4870   272億/秒   800 
 HD4850   208億/秒   800 
 HD4770,HD4830   億/秒   640 
 HD4650,HD4670   億/秒   320 
 HD4350,HD4550   億/秒   80 
 HD3850x2,HD3870x2   億/秒   320×2 
 HD3870(1GB)   132億/秒   320 
 HD3870(512MB)   124億/秒   320 
 HD3850   107億/秒   320 
 HD3830   億/秒   320 
 HD3650   億/秒   120 
 HD3450,HD3470   億/秒   40 
 HD2900PRO,HD2900XT   億/秒   320 
 HD2600PRO,HD2600XT   億/秒   120 
 HD2400pro,HD2400XT   億/秒   40 
 x1900XTX,x1950XTX,cross   億/秒   pp48 vp8 
 x1900XT   100億/秒   pp48 vp8 
※RADEONはシェーダー数が多いものの、その数がそのまま性能に現れているわけではないようです。
△フィルレート値参考
http://en.wikipedia.org/wiki/Comparison_of_AMD_graphics_processing_units#Evergreen_.28HD_5xxx.29_series

スレでの検証で、HD3850はGeforceの9600GTと同じくらいかやや上という結果が出ました。
結果からフィルレートの差の比率を比べ
  • HD4870は9800GTXよりかなり上、HD4850は8800GTSと同じくらい
  • 前世代ハイエンドのHD2900台が9600GTよりやや下
  • HD3世代・2世代のミドル・ローエンドがそれよりもかなり落ち込む
という結果になると思われます。
検証求む。

※検証はGSdx 0.1.8以前のFF10シヴァ召還がオススメ(08/6月・1GHzで5FPS前後の差)

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