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出発
10月10日22時39分スタート

23時55分京都府久御山町森

10月11日

3時52分四日市、145km

5時18分名古屋

7時26分豊川

7時43分豊橋

10時17分浜名湖、逆からの挑戦者とエールを交わす

12時44分静岡駅

14時30分富士

15時34分箱根

20時15分横浜で最後の休憩

21時42分日本橋でゴール

426 :baru :2010/10/12(火) 21:28:34 ID:???
全身筋肉痛の中、出社して帰宅しました。なんとかなるものです。
以下、レポートです。クソ長いのでいくつかに分けます。

【走行データ編】


GPSログ: http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=4d67d1db6f513b5342691f035b8b83c6
(wiki編集より→上のリンク先です。)
通算距離: 547.5km(メーター読み: 542.45km)
走行時間: 23時間02分36秒(メーター読み: 19時間56分07秒)
平均時速: 23.8km/h(メーター読み: 27.2km/h)
最高時速: 58.3km/h
平均心拍: 143bpm
獲得標高: 2957m
ちなみに名古屋→東京は16時間05分くらい。

【スペック編】


フレーム: GHISALLO GC-3
コンポ: ULTEGRA SL
ホイール: キシエリ09
タイヤ: GP4000S

フレームは10万くらいのアルミラグカーボン。フニャフニャだけど乗ってて疲れないのでチョイス。
奇しくも261さんも深谷産業フレーム!
タイヤは耐パンク性と走行抵抗の低さからGP4000Sです。耐摩耗性、耐パンク性は最強レベルです。

本人のスペックはこちらも平凡。乗鞍1時間20分切れないくらいのレベル。
ちなみにダウンヒルは乗鞍の下りでツーリング車に抜かれるみそっかす。
一年で一番力を入れてるイベントは「東京糸魚川ファストラン(以下、糸魚川)」。
交通ルールを守って、出来るだけ速く走りましょうって主旨はキャノンボールとも共通してると思います。
距離が2倍という大きな差はありますが、糸魚川の経験はキャノンボールに役立ちました。
こちらは283kmを10時間40分くらいです。順位的には50位にも入ってないので、上位陣は普通にキャノンボール達成しそう。
上位陣はくAve33km/h(非メーター読み)とか出す化物が揃ってます。


427:baru:2010/10/12(火)21:30:57ID:???

【持ち物編】


以前挑戦した人の持ち物が参考になったので、それにならって細かく書きます。

■本体


  • Edge705
  • ボトル×1(700ml)
  • CO2ボンベ×2
  • ミニポンプ
  • ライト(EL135、O-LightT25、LD130)
  • バックミラー

■ツール缶

  • 輪行セット(ベルト、エンド金具、タイラップ)
  • ボンベ口金
  • 携帯ツールセット

■ベントボックス

  • 電池×単三8本
  • 充電器(携帯、Edge用)
  • アミノバイタルプロ×4

■サドルバッグ

  • パンク修理セット(タイヤレバー、タイヤブート、チューブ×2)
  • VAAM×2
  • 補給食(カーボショッツ×2、パワーバー×1)
  • 交通安全祈願のお守り

※非常時は100均のチャリカバーorゴミ袋で事足りるので、輪行袋は持たない。
※充電器は単三2本駆動。電池はライトと兼用。ベントボックスからEdge705に充電できるようにした。
※コントアーマグナムを買ったけれどヒルクライム時に重心が変わるので外した。
※静岡の向かい風対策にエアロバーも買ったものの、慣れていない&大阪スタートなら多分いらないので外した。

なんだかんだで買ったけど使わなかったものが結構多い。
前回の失敗を踏まえて予備スポーク持って行こうとしたけど忘れました。



430:baru:2010/10/12(火)21:33:51ID:???

【プラン編】

■大阪発にした理由
大阪発にしたのは、翌日仕事だったこと、そして静岡の向かい風が嫌だったからです。
予測通り向かい風区間は劇的に少なかったですが、最後に出てくる箱根と横浜~東京の渋滞を直撃したのは痛かった。
400km過ぎてから出てくる箱根は正にラスボスです。
あと、実走情報が少ないので、バイパス回避法がイマイチ解らないのも大阪→東京の難しいところ。

■時刻表

とりあえず糸魚川と同じくらいのペース(Ave27km/h)で走ることを目標に区間を区切って目標を立てました。


左が見積り、右が実績値です。糸魚川でもこんな風に時刻表を作って臨んでます。
2分ほど見積りには届いてませんが、おおよそ計画通りでした。

■服装とか、股ズレ対策

なるべく軽装にしたかったので、ウインドブレーカーなどは持たず。
上は長袖の秋用ジャージ、下はパールのプリザーブ。コンプレッションウェアです。

一番心配だった股ズレ対策には、Reskin+ボルダースポーツ。
Reskinはデリケートゾーンに貼る摩擦防止のシート、ボルダースポーツは摩擦防止のクリーム。
この2つの併用で550km乗り切りました。ブルベ出てる知人から教えてもらった方法です。

■補給など

コンビニは40~60kmごとに寄る計画。実際は後半、かなりの短いペースで取ってました。

糸魚川では1時間に一度何か口に入れることにしていたので、その方法を踏襲。
ただ、足がつりやすい体質なので、今回は水分+ミネラルを多く摂ることを心がけました。
ウイダーのミネラル補給用を4回くらいは飲みました。その他、サプリのミネラルも持参。

アミノバイタルプロは即効性があるので3つ持参。名古屋、金谷、箱根で補給しました。

431:baru:2010/10/12(火)21:34:54ID:???

【エピソード編(前半)】

■事前

昼泊プランなんてことがあることを知ったので、新大阪のビジホで15~21時まで睡眠(実際眠ったのは2時間)。
チェックアウト後、大阪駅近くの郵便局から荷物を家に向けて送付。
22時半、見送りに来てくれた関西の自転車仲間に見送られて出発!

■大阪→四日市(追い風)

大阪は比較的快適に突破。京都でWikiに載ってた旧道を試すも、真っ暗でちょっと迷う。
鈴鹿峠はトンネルの中であっけなく通過。一気に四日市まで下ったところで休憩。

■四日市→名古屋(向かい風)

北上中は向かい風。Aveが落ちるものの、ここで地元ローディーとすれ違い挨拶。ちょっと力が出る。
交通ルールで悪評高い名古屋も早朝は平和。5時20分には名古屋市街のコンビニに到着。初めてのトイレ休憩。

■名古屋→豊橋(かなりの追い風)

この区間はかなりの追い風。40km/h以上出てたところも多かった。逆向きだったらと思うとゾッとする。
前回ホイールが壊れた豊橋に予定より30分近く速く到着。

■豊橋→金谷峠(前半無風、後半向かい風)

潮見坂を降りると強烈な追い風かと思いきや無風。

そういえば東京発の261さんと会うならこの辺のはずだ・・・
と思ってたら、弁天島(272km地点)を越えたあたりで前から青ヘルメット・青ジャージの人が。
あちらも気づいたようで、お互い手を振って、道を挟んで会話。
「お互いがんばりましょう!」と声をかけて、再び逆向きに走り出しました。元気でた。

掛川あたりで結構強い向かい風。そして中盤最大の山場、金谷峠へ。
300km走ったあとの峠がこんな辛いとは思わなかった。

432:baru:2010/10/12(火)21:36:02ID:???

【エピソード編(後半)】

■金谷峠~三島(無風)

このあたりは恐怖のバイパス区間。逆向きでは回避法がよく解らず、かなり迷う。
富士を越えたあたりで、豊橋で30分あった貯金がなくなっていることに気づく。三島までは下ハンダッシュ!

■三島~小田原(無風)

ラスボス箱根峠。普段は長いだけの峠が拷問装置に。1時間15分掛けて登頂。
そして箱根旧道へ。・・・が、まさかの渋滞!R1を回避しようと考えた人が大勢いたようで。
路面悪いわ渋滞してるわで、ダウンヒルが苦手な自分は生きた心地なし。

■小田原~日本橋(無風)

ここまで来ればあとは普段の練習コース。ひたすらに走る。
そして藤沢バイパス。見事に大渋滞でした。

懸念していた戸塚の踏切は30秒で開いたのでそのまま突破。
横浜の時点で、大体タイムの見通しが付いたのでTwitterで21時50分到着と予告。
蒲田の踏切も開いており、これもそのまま突破。運がいい。

品川を越え、残り7km。これを20分で走れば23時間を切れることが分かり、ちょっとペースを上げる。
      • が、新橋→銀座の信号トラップにことごとく引っかかり、結局23時間からは2分オーバーして到着。

■ゴール後

残念ながら迎えてくれる人も居なかったので、頭の中でサライを流しつつ、近くのコンビニで飲み物を購入。
川崎の自宅までAve18km/hくらいでゆっくり戻り、無事に家に到着しました。
433:baru:2010/10/12(火)21:39:09ID:???

【まとめ編】

元々キャノンボールに興味を持ったのは、家の近くの練習コースがR1だったこと、そして東京→大阪のコースが去年のサイスポに載ったことからでした。
江戸時代の飛脚が50人で3日がかりで走った距離を、1人で1日で走る。何か意味の分からんロマンを感じました。

それから一年半、何とかクリアできました。
ホイール破損で失敗した1回目の悔しさ、同日に同じ目的を掲げた同志との邂逅、ゴールの瞬間の達成感。
苦しかったことは確かですが、この先チャレンジする機会もあるか分からないし、
「楽しまねば損!」ということで、終始楽しんで、笑って走るように心がけてました。
      • 端から見ればかなり怪しい人ですね。

スレの応援、Twitterでの応援、大変励みになりました。ありがとうございます!
261さんも素晴らしい挑戦だったと思います。・・・というか次、逆向きなら普通に達成できると思います。

大変な長文となりましたが、後に挑戦する人の参考になることを願って。


最後に、重ねてお礼を申し上げます。ありがとうございました!



PS:
Wikiの達成者一覧に載ることが密かな夢だったんですが、あれは誰に申請すればいいんでしょうか・・・。
自分で編集できそうですが、それは何か違う気がする。

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最終更新:2011年06月01日 08:01
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