【ジャンクドッペル】

デッキ人気レシピ:【ジャンクドッペル】

デッキ解説:PSPTF6仕様:2011年3月制限

ジャンク・シンクロンドッペル・ウォリアーの相性の良さに着目したOCGプレイヤーにはお馴染みのシンクロ召喚デッキ。
展開力、対応力共に優れており、TF6の環境においては最強のデッキと言っても過言ではない。
また、エクシーズ召喚にはない足し算要素があるため、単にモンスターを並べるだけとはならずデッキを回す楽しさを教えてくれるデッキでもある。
ただ、展開力に優れるあまりソリティア性も顕著で、使っていると「行儀が良くない」プレイングにもなりがち。



チューナーモンスターについて

このデッキではTG ハイパー・ライブラリアンフォーミュラ・シンクロンのシンクロ召喚を起点にデッキを回転させていくため、それらをシンクロ召喚しやすいチューナーを中心に採用していく。


このデッキのキーカードとなるレベル3のチューナー。
召喚時に墓地のレベル2以下のモンスターを蘇生できるため、このカード1枚で簡単にシンクロ召喚に繋げられる。
レベル2のモンスターを蘇生することでレベル5のシンクロ召喚に繋げられる他、このデッキではレベル1のチューナーを蘇生してフォーミュラ・シンクロンのシンクロ召喚をサポートすることも多い。

墓地からの特殊召喚効果を持つレベル1のチューナー。
非常に使い勝手が良く、墓地に置いておくことで簡単にシンクロ召喚に繋げられる。

墓地からの特殊召喚効果を持つレベル1のチューナー。
こちらは墓地の植物族を除外する必要があるが、除外したモンスターに応じてレベルが上がるため、高レベルのシンクロモンスターに繋げやすいのがメリットである。
その一方で、自己再生後にフォーミュラ・シンクロンのシンクロ召喚に繋げることはできない。

手札からの特殊召喚効果を持つレベル1のチューナー。
効果を活かせない場面も多いものの、墓地が肥えていない状態からでもフォーミュラ・シンクロンに繋げやすい。
また、ジャンク・シンクロンと同様調律でサーチできるのも利点。

効果モンスターメタとなるレベル1のチューナー。
特殊召喚効果は持たないが、厄介なモンスター効果を一時的に封じることができる。
相手のメインフェイズ限定ではあるが緩い条件で墓地に送れるため、展開の下準備もしやすい。



チューナー以外のモンスターについて

チューナーモンスターと同様、TG ハイパー・ライブラリアンフォーミュラ・シンクロンのシンクロ召喚に適したモンスターを中心に採用していく。
特にジャンク・シンクロンで蘇生できるレベル2以下のモンスターは多めに採用しておきたい。
ただ、レベル1のシンクロ素材にはトークンを使うことも多いため、チューナーではないレベル1のモンスターの重要度はそこまで高くない。


このデッキのキーカードとなるレベル2のモンスター。
ジャンク・シンクロンの蘇生をトリガーに特殊召喚できる他、このカードをジャンク・シンクロンで蘇生することも可能。
シンクロ素材になるとレベル1のトークンを2体も残すため、更なるシンクロ召喚にも繋げやすい。
増援戦士の生還にも対応し手札にも加えやすいため、このデッキでは大忙しである。

手札からの特殊召喚効果を持つレベル1のモンスター。
召喚権をジャンク・シンクロンに使いたいこのデッキにおいて、特殊召喚効果を持つモンスターは有用である。
シンクロ召喚のレベル調整役という意味ではレベル・スティーラーと役割が重複するが、こちらは高レベルモンスターを必要とせず、増援戦士の生還に対応するのがメリット。

墓地からの特殊召喚効果を持つレベル1のモンスター。
高レベルモンスターを必要とするものの、手軽に何度も自己再生できるシンクロ素材として扱える。
フォーミュラ・シンクロンのシンクロ素材として使いやすい他、スクラップ・ドラゴンジャンク・デストロイヤーとの相性もいい。

ドロー効果とレベル変動効果を持つレベル1のモンスター。
特殊召喚効果は持たないが、更なるシンクロ召喚に必要なカードを呼び込める。
ジャンク・シンクロンによって蘇生した場合でもドロー効果は問題なく発動できるため、そういった点でも相性がいい。
レベルを2としても扱える効果も持つが、こちらの効果はジャンク・シンクロンで蘇生すると無効化されてしまうため、TG ハイパー・ライブラリアンのシンクロ素材としては若干扱い難いか。

除去効果と墓地肥やし効果を持つレベル2のモンスター。
厄介なカードを除去できる他、光の援軍ジャンク・シンクロンにも対応する。
ただ、リバース効果故に遅く、何の活躍もできないまま除去されてしまうこともままある。

墓地からの特殊召喚効果を持つレベル2のモンスター。
手軽に特殊召喚できるシンクロ素材としての活躍が見込めるが、このデッキのキーカードであるドッペル・ウォリアーとレベルや役割が重複しているのが気になるところ。
一応、ジャンク・シンクロンドッペル・ウォリアーとの相性はいい。

ドロー効果を持つレベル2のモンスター。
相手が特殊召喚を多用するデッキであれば大量のドローも可能だが、このデッキは元々ドローに長けているため、そこまで相性がいいわけではない。
防御面でやや不安があるデッキなので、どちらかと言うと相手の大量展開の抑止力となることを期待しての採用となる。

墓地の魔法カードを回収する効果を持つレベル2のモンスター。
効果を発動するためには魔法使い族のシンクロ素材にする必要があるが、ジャンク・シンクロンTG ハイパー・ライブラリアンを擁するこのデッキでは簡単に条件を満たせる。
魔法カードはデッキトップに置かれることになるものの、ドローに長けているこのデッキでは効果を発動したターン中に手札に加えることも容易い。

手札からの特殊召喚効果を持つレベル3のモンスター。
特殊召喚条件がかなり緩いため、シンクロ素材として使い勝手がいい。
ジャンク・シンクロンが蘇生効果を発動した後に特殊召喚すれば、レベル6~8のシンクロモンスターにも繋げられるようになる。
また、フォーミュラ・シンクロンとの組み合わせでTG ハイパー・ライブラリアンをシンクロ召喚することもできるため、シューティング・クェーサー・ドラゴンのシンクロ召喚ルートの拡大にも貢献する。
増援戦士の生還に対応するのもメリット。

サーチ効果を持つレベル3のモンスター。
このデッキで採用されるモンスターの大半をサーチできるため非常に便利。
ただ、特殊召喚効果を持つわけではなく、ジャンク・シンクロンの蘇生対象にもならない。

墓地肥やし効果とドロー効果を持つレベル3のモンスター。
墓地のカードを多用するデッキであるため、即座に墓地を肥やせる効果は有用である。
また、アタッカーにもなり、苦手とするライオウ等を単体で処理できるのも大きい。
ただ、墓地肥やし効果は実質的にランダムであるため、ジャンク・シンクロン等の手札に欲しいカードばかりが墓地に送られてしまうこともある。
アタッカーにした場合も返しのターンに低い攻撃力を晒すことになるため、戦闘ダメージが痛い。

トークン生成効果を持つレベル3のモンスター。
墓地に送られるという緩い条件でトークンを生成できるため、シンクロ素材として使い勝手がいい。
ただ、ジャンク・シンクロンの蘇生対象にはならず、トークン生成ならドッペル・ウォリアーでも行える。

植物族をリクルートする効果を持つレベル3のモンスター。
グローアップ・バルブスポーアダンディライオンを状況に応じて使い分けられる。
ただ、採用する植物族の枚数の関係上、リクルート先が枯渇してから引いてしまうこともあり、ジャンク・シンクロンの蘇生対象にもならない。

墓地からの特殊召喚効果を持つレベル4のモンスター。
シンクロ召喚のレベル調整役として有用であり、手札に戻すカードにドッペル・ウォリアー等を選べば、実質的にノーコストで蘇生可能。
このカードとドッペル・ウォリアーが墓地にある状態でジャンク・シンクロンを通常召喚すれば、それだけで氷結界の龍 トリシューラがシンクロ召喚できる。
リミット・リバース等のフィールドに残りやすいカードを手札に戻して再利用を狙うのもいいだろう。

除去効果と墓地肥やし効果を持つレベル4のモンスター。
厄介なカードを除去できる上に墓地肥やし効果まで持つため、単体でも使いやすい。
ただ、特殊召喚効果を持たず、ジャンク・シンクロンで蘇生することもできず、効果の発動後すぐにシンクロ素材にすると墓地肥やし効果も意味を成さないため、このデッキとは噛み合っていない部分もある。

除外効果を持つレベル6のモンスター。
光属性と闇属性を無理なく採用できるため、このカードも採用を検討できる。
ただ、墓地アドバンテージを失ってしまうのは痛く、デッキの回転に貢献するわけでもないため、どうしても除去したいモンスターがいる場合での採用になるか。

除去効果を持つレベル7のモンスター。
闇属性を多く採用し、ジャンク・シンクロン等で墓地の調整もできるため、特殊召喚は容易。
ただ、墓地のカードを除外してしまうと後で困ることになるため、特殊召喚する場合はそのターン内で決着を付けるようにしておきたい。



シンクロモンスターについて

シンクロ召喚に長けているため、どのレベルのシンクロモンスターでも容易にシンクロ召喚できる。
ただ、それ故にエクストラデッキの圧迫は深刻であり、取捨選択が難しい。
汎用的なシンクロモンスター以外では、以下のシンクロモンスターが主な採用候補となる。


このデッキのキーカードとなるシンクロモンスター。
回転役を担うモンスターであり、これら2体を並べることで大量のドローが狙える。
エクストラデッキの圧迫は厳しいが、両方とも3枚積むか、少なくとも2枚は積んでおきたい。

装備効果を持つレベル4のシンクロモンスター。
効果を活かせる場面は殆どないが、シンクロ召喚の中継役として便利。
このカードを採用することでより柔軟なシンクロ召喚が行えるようになり、TG ハイパー・ライブラリアンのドロー効果を1回分多く発動するといったことも可能。

攻撃力上昇効果を持つレベル5のシンクロモンスター。
容易にシンクロ召喚でき、ジャンク・シンクロンドッペル・ウォリアーとの組み合わせでシンクロ召喚するだけで攻撃力が3100まで上昇する他、状況次第では更に攻撃力を上げることも可能。
ただ、レベル5のシンクロモンスターはTG ハイパー・ライブラリアンで十分なことが多く、このカードまで採用すると他のレベルのシンクロモンスターを採用しにくくなってしまう。

除去効果を持つレベル7のシンクロモンスター。
シンクロ素材に魔法使い族の縛りがあるが、このデッキではTG ハイパー・ライブラリアンライトロード・マジシャン ライラカオス・ソーサラーをシンクロ素材にできる。
同レベルのブラック・ローズ・ドラゴンと比べた場合、爆発力では劣る代わりに自分のカードを巻き込むことがないのがメリット。
除去効果を使用した後は、更なるシンクロ召喚の素材にしておきたい。

攻撃力上昇効果を持つレベル7のシンクロモンスター。
シンクロ素材に光属性の縛りがあるが、このデッキではフォーミュラ・シンクロンTG ハイパー・ライブラリアンの組み合わせで簡単にシンクロ召喚できる。
状況次第ではとてつもない攻撃力になるが、優勢時にしか効果を活かせず、除去やロックにも弱いため、対応力という点では他のシンクロモンスターに劣る。
一応、戦闘破壊限定だが自己再生効果も持つため、効果を活かせなかった場合もシンクロ素材として残しやすい。

除去効果を持つレベル8のシンクロモンスター。
ジャンク・シンクロンをシンクロ素材とする必要があるが、強力な除去効果を持つ。
同レベルのスクラップ・ドラゴンと比べた場合、攻撃力や汎用性では劣る代わりに爆発力があるのがメリット。

高い攻撃性能と酷い制圧性能を持つレベル12のシンクロモンスター。
そのシンクロ召喚の条件は一見すると厳しいが、このデッキではTG ハイパー・ライブラリアン2体とフォーミュラ・シンクロンの組み合わせで簡単にシンクロ召喚できる。
フィールドを離れた時にシューティング・スター・ドラゴンを特殊召喚できる効果も持つが、このカードのシンクロ召喚に成功した時点で勝利は目前であるため、そちらの効果は殆どオマケである。
このデッキではシューティング・スター・ドラゴンを正規の方法でシンクロ召喚することも容易いが、エクストラデッキの圧迫を考えるとそちらは無理に採用する必要はないだろう。



魔法カードについて

シンクロ召喚に特化したデッキであるため、魔法カードもほぼシンクロ召喚の補助に使う。


キーカードであるジャンク・シンクロンドッペル・ウォリアーをサーチできる必須カード。
採用するモンスター次第では、更にサーチ先を増やすことも可能。

このデッキでは増援の下位互換に近いが、3枚積める上に微量ながら墓地肥やし効果も持つ。
アンノウン・シンクロン等も採用するのであれば、サーチ先も増えて無駄になりにくい。

ライトロード専用のサーチカード。
墓地肥やしをライトロードに任せるのであれば採用候補になる。
このカード自身も墓地肥やし効果を持つため、運が良ければかなりの墓地アドバンテージを得られるだろう。
ただ、ライトロード自体は展開に貢献せず、ライトロード・ハンター ライコウの存在もバレバレになってしまうため、サーチカードではあるが墓地肥やしカードのように扱うことになる。

墓地に送る意味が大きいモンスターを多く採用するため、必須カードとなる。
戦士の生還等と組み合わせれば、間接的なサーチカードとしての運用も可能。

主にジャンク・シンクロンの回収に使う。
当然他の戦士族モンスターも回収できるが、ジャンク・シンクロン以外はそのまま蘇生した方がいい場合が多い。

レベル1のモンスターをリクルートすることで、手早くシンクロ召喚に繋げられる。
手札のモンスターを墓地に送ることもメリットになりやすく、このデッキとの相性がいい。

展開だけでなく守りにも使えるカードで、4体分の壁を生成できる。
ただ、あえて直接攻撃を受けてでもトークンを残しておきたい場面も多く、基本的にはシンクロ素材を確保するために使うことになる。

相手モンスターのコントロールを奪うカード。
一時的な除去カードとしても機能するが、シンクロ召喚に長けたこのデッキでは奪ったモンスターをシンクロ素材として活用しやすい。

シンクロモンスターをエクストラデッキに戻し、素材モンスターをフィールドに戻せるカード。
異なるレベルのシンクロモンスターに繋げられるようになる他、ドッペル・ウォリアーチューニング・サポータークリッターフォーミュラ・シンクロンTG ハイパー・ライブラリアン等の効果を再び発動してアドバンテージを得ることもできる。
また、マジキャット及びTG ハイパー・ライブラリアンと組み合わせることで、無限ドローコンボに繋げることも可能。
トークンを積極的にシンクロ素材としている場合は活かしにくいが、一応、コンボに使えない場合でも相手のシンクロモンスターへの除去カードとしては機能する。

墓地のモンスター5体をデッキに戻して2枚ドローするカード。
墓地にモンスターが溜まりやすいデッキであるため発動条件は満たしやすいが、このデッキでは墓地にいた方が都合のいいモンスターも多い。
ただ、シンクロモンスターにはエクストラデッキにいた方が都合のいいモンスターが多いため、それらの再利用を狙いつつドローできるのは有難い。

墓地に置きたいモンスターを墓地に送りつつドローできるカード。
使用すると手札が1枚分減ってしまうが、コンボを決めて手札を増やせるならあまり気にならない。

便利すぎる禁止カードであり、このデッキでは捨てることもメリットになる。
発動する際に「Sp-エンジェル・バトンを発動!」と言えば雰囲気が出るかもしれない。

蘇生を多用するこのデッキと相性のいい禁止カードで、1度はまれば凄まじい量のドローを行える。
天使の施しと比べた場合、手札事故要因にもなる代わりに爆発力があるのがメリット。



罠カードについて

モンスターカードと魔法カードで展開していくデッキであるため、罠カードが入る余地はあまりない。
ただ、相手にプレッシャーを与えるという意味でも、何らかの除去効果を持つ罠カードは入れておきたい。


シンクロモンスターをエクストラデッキから直接引っ張り出せる身も蓋もないカード。
シンクロ素材の確保に役立ち、シューティング・クェーサー・ドラゴンのシンクロ召喚もより行いやすくなる。
元々シンクロ召喚に長けたこのデッキではこのカードに頼るまでもなくシンクロ素材を確保できるのだが、それでも便利なものは便利。

このデッキでは蘇生対象が多く、活用しやすい。
ただ、蘇生カードにはこのカードよりも優秀なリビングデッドの呼び声死者蘇生があるため、このカードは3番手としての採用になる。

手札を稼ぎやすいデッキであるため、気軽に使える除去カードとなる。
苦手なカードはこれで潰しておきたい。

苦手とする永続系のカードを貼りながら攻めてくる相手に対して有効。
発動タイミングが相手の攻撃宣言時に限定されているため、使い勝手は砂塵の大竜巻等に劣るが、その分爆発力はある。

相手の罠カードが厄介だと感じる場合に。
特に王宮の弾圧マクロコスモススキルドレインを苦手とするため、それらを無力化できるのは大きい。
採用率が高く食らうと厳しい神の警告神の宣告の対策にもなるが、その場合は展開前に予め発動しておく必要がある。

罠カードをこのカード1枚だけにするという構築も考えられる。
ただ、モンスターしか破壊できないため、魔法・罠カード対策にはならない。



このデッキの戦術

モンスターを次々と並べ、連続でシンクロ召喚を狙っていく。
TG ハイパー・ライブラリアンフォーミュラ・シンクロンがドロー効果を持つため、シンクロ召喚を行ってもディスアドバンテージになりにくく、むしろ展開前よりも手札が増えていることもよくある。
1ターンでシューティング・クェーサー・ドラゴンをシンクロ召喚することも難しくない。
以下は展開の一例である。


条件:手札にジャンク・シンクロンドッペル・ウォリアーマジック・ストライカー、墓地に効果を使っていないグローアップ・バルブと魔法カード1枚。

1.ジャンク・シンクロンを通常召喚し、墓地のグローアップ・バルブを蘇生。
2.蘇生をトリガーにドッペル・ウォリアーを特殊召喚。
3.ジャンク・シンクロンドッペル・ウォリアーTG ハイパー・ライブラリアンをシンクロ召喚し、ドッペル・トークン2体を特殊召喚。
4.グローアップ・バルブとドッペル・トークンでフォーミュラ・シンクロンをシンクロ召喚。
5.墓地の魔法カードを除外して、マジック・ストライカーを特殊召喚。
6.フォーミュラ・シンクロンマジック・ストライカーTG ハイパー・ライブラリアンをシンクロ召喚。
7.グローアップ・バルブを自身の効果で蘇生。
8.グローアップ・バルブとドッペル・トークンでフォーミュラ・シンクロンをシンクロ召喚。
9.フォーミュラ・シンクロンと2体のTG ハイパー・ライブラリアンシューティング・クェーサー・ドラゴンをシンクロ召喚。

結果:フィールドにシューティング・クェーサー・ドラゴンが残り、6枚ドロー。


上記の手順ではフォーミュラ・シンクロンを2枚使用しているが、1枚しかない場合でも同条件からシューティング・クェーサー・ドラゴンまで繋げることは可能。
ただ、その場合はドローできる枚数が4枚になる。
また、マジック・ストライカーが欠けている状態でも、以下のような展開に持っていくことができる。


条件:手札にジャンク・シンクロンドッペル・ウォリアー、墓地に効果を使っていないグローアップ・バルブ

1.ジャンク・シンクロンを通常召喚し、墓地のグローアップ・バルブを蘇生。
2.蘇生をトリガーにドッペル・ウォリアーを特殊召喚。
3.ジャンク・シンクロンドッペル・ウォリアーTG ハイパー・ライブラリアンをシンクロ召喚し、ドッペル・トークン2体を特殊召喚。
4.グローアップ・バルブとドッペル・トークンでフォーミュラ・シンクロンをシンクロ召喚。
5.フォーミュラ・シンクロンTG ハイパー・ライブラリアンアーカナイト・マジシャンをシンクロ召喚。
6.グローアップ・バルブを自身の効果で蘇生。
7.グローアップ・バルブアーカナイト・マジシャンとドッペル・トークンで氷結界の龍 トリシューラをシンクロ召喚。

結果:フィールドに氷結界の龍 トリシューラが残り、2枚ドロー。


上記の手順では省いているが、この流れの中で相手のカードを合計5枚も除去(フィールドから3枚、手札と墓地から1枚ずつ)できるため、莫大なアドバンテージを稼げる。
なお、これらの例はあくまで一例にすぎず、このデッキにおけるシンクロモンスターの展開方法は多岐にわたる。
とにかく展開力が凄まじく、モンスターカードゾーンが5つでは足らないとすら感じることだろう。



このデッキの弱点

展開力を重視する場合は防御カードをあまり採用しないため、展開したモンスターを失ってしまうと無防備になってしまうことが多い。
特にシンクロ素材となるモンスターを展開したタイミングで激流葬等を使われると、かなり厳しくなるだろう。
また、以下のような致命的な弱点があり、相手次第では何もできずに敗北することもある。


  • 特殊召喚封じ
特殊召喚を多用するため、封じられるとデッキが機能しなくなる。
メインデッキのモンスターのステータスが総じて低いため、ライオウどころかフォッシル・ダイナ パキケファロの処理にすら手間取ることも。
群雄割拠御前試合のような特殊召喚を間接的に封じてくるカードにも弱い。

  • 墓地封じ
墓地のカードを積極的に活用するため、マクロコスモス等があるとかなり厳しくなる。
ライトロード・マジシャン ライラ等で一刻も早く除去しておきたい。

  • モンスター効果封じ
キーカードであるジャンク・シンクロンがただのチューナーになってしまう他、TG ハイパー・ライブラリアンフォーミュラ・シンクロンの効果でドローすることもできなくなり、デッキの回転が止まる。
除去もモンスター効果に依存しているため、サイクロンサンダー・ブレイク等を引けないとそのまま押し切られてしまうことが多い。

  • 下級モンスター封じ
メインデッキのモンスターのステータスが総じて低いため、魔のデッキ破壊ウイルスを発動されると壊滅的な被害が出る。
王虎ワンフーに至っては墓地からの特殊召喚まで封じてくるため、奈落の落とし穴等でなんとしても除去しておきたい。



このデッキの派生



  • 【クイックジャンクドッペル】
チューナーにクイック・シンクロンを取り入れた構築。
墓地に送りたいモンスターを墓地に送りつつ特殊召喚できるため、このデッキが得意とする連続シンクロ召喚に磨きがかかる。
ジャンク・シンクロン調律を共有できるのもメリット。
ただ、クイック・シンクロンはシンクロ召喚先が限定されているため、展開力こそ上がるものの対応力は落ちることになる。
ジャンク・デストロイヤーであればジャンク・シンクロンでもシンクロ召喚できるが、実質的にクイック・シンクロン専用となるニトロ・ウォリアードリル・ウォリアーも入れるとなると、エクストラデッキの圧迫は更に厳しくなるだろう。


  • 【デブリジャンクドッペル】
チューナーにデブリ・ドラゴンを取り入れた構築。
召喚時に蘇生できるモンスターの範囲はジャンク・シンクロン以上に広く、強力な効果を持つブラック・ローズ・ドラゴン氷結界の龍 トリシューラのシンクロ召喚を行いやすくなる。
ジャンク・シンクロンでは蘇生できないダンディライオンローンファイア・ブロッサムを活かしやすくなるのもメリット。
ただ、ジャンク・シンクロンとは召喚権の奪い合いになり、シンクロ召喚先もドラゴン族に限定されるため、デッキとの兼ね合いが難しい。
採用する場合は大した効果を持たないC・ドラゴンですら採用候補になるため、デッキの対応力も落ちると言える。


  • 【TGジャンクドッペル】
レベル5のシンクロ召喚を得意とする「TG」との混合構築。
優秀なレベル1のチューナーであるTG ギア・ゾンビや、マジック・ストライカーと同じ役割を担えるTG ワーウルフを擁するため、無理なく混ぜることができる。
破壊時限定とはいえサーチ効果も持つため、シンクロ召喚に繋げられない場合でもアドバンテージを失いにくい。
強力な効果を持つTG1-EM1や、苦手とするライオウ王虎ワンフーを単体で処理できるTG ラッシュ・ライノを採用できるのもメリット。
エクストラデッキの圧迫は気になるが、TG ワンダー・マジシャンTG レシプロ・ドラゴン・フライも連続シンクロ召喚の中継役として有用である。
ただ、TGを十全に活かそうとするとこのデッキのコンセプトが崩れてしまうため、投入枚数には注意したい。


  • 【マジックテンペスター1キル】
回数制限のないバーン効果を持つマジックテンペスターを用いた1ターンキルデッキ。
TG ハイパー・ライブラリアンシンクロキャンセルがある状態でマジキャットをシンクロ素材にマジックテンペスターをシンクロ召喚すれば、無限ループを引き起こした上で勝利できる。
ただ、マジックテンペスターにはチューナー以外のシンクロ素材に魔法使い族の縛りがあり、レベルも6なので、ジャンク・シンクロンマジキャットだけではシンクロ召喚できない。
そのため、シンクロ素材にジェスター・コンフィを挟んだり、強化蘇生を用いてシンクロ素材のレベルを上げたりする等の工夫が求められる。
幸い、これらのカードはこのデッキとの相性も悪くはなく、マジックテンペスターをシンクロ召喚するだけならジャンク・シンクロンマジキャットの組み合わせでなくとも行えるため、無限ループに繋げられない場合でも無理なく戦っていけるだろう。
ただ、やはりコンボ向けのカードが多くなりやすく、それに伴って手札事故率も上がる。



サンプルレシピ


  • 合計40枚+15枚

  • 下級21枚

  • 魔法15枚

  • 罠4枚

  • エクストラデッキ15枚

  • サイドデッキ15枚

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最終更新:2021年02月11日 23:35